港区議会の令和5年第1回が開会された。会期は2月13日から3月10日までの26日間と決定され、各種監査報告と教育の評価報告が提出された。
- ・の会期を2月13日から3月10日までの26日間に決定
- ・令和4年11月、12月、1月の例月出納検査結果を報告
- ・港区教育の事務管理・執行状況の点検評価報告書を提出
- ・会議録署名議員の指名(うかい雅彦議員、井筒宣弘議員)
- ・各会計の監査確認(過誤のないことを確認)
- ✓令和5年第1回港区議会の会期を2月13日から3月10日までの26日間に決定(異議なく承認)
- ✓令和4年11月の例月出納検査結果を報告(過誤なし)
- ✓令和4年12月および1月の例月出納検査結果を報告(過誤なし)
- ✓令和4年度港区教育の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告書を提出
※ このまとめはAIが発言記録から自動生成した要約です。正確な内容は下部の発言や公式会議録の原文をご確認ください。
// 発言者(2名)
// 発言(13件)

ただいまより令和五年第一回港区議会定例会を開会いたします。 今回の応招議員はただいま三十一名であります。したがいまして、本定例会は成立いたしました。 ───────────────────────────

これより本日の会議を開会いたします。 ただいまの出席議員は三十一名であります。 ───────────────────────────

これより日程に入ります。 日程第一、会議録署名議員を御指名いたします。三十三番うかい雅彦議員、三十四番井筒宣弘議員にお願いいたします。 ───────────────────────────

日程第二、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。今回の定例会の会期は、本日から三月十日までの二十六日間といたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

御異議なきものと認め、さよう決定いたしました。 ───────────────────────────

日程第三、諸般の報告がありますので、御報告いたします。 まず、職員に定例会招集の報告をさせます。 〔鈴木事務局次長朗読〕 ─────────────────────────── 四港総総第二千七百八十八号 令和五年二月二日 港区議会議長 ゆうき くみこ 様 港区長 武 井 雅 昭 令和五年第一回港区議会定例会の招集について(通知) 本日別紙告示写しのとおり、標記定例会を二月十三日(月)に招集しましたので通知します。 ─────────────────────────── 港区告示第三十三号 令和五年第一回港区議会定例会を二月十三日に招集します。 令和五年二月二日 港区長 武 井 雅 昭 ───────────────────────────

次に、令和四年十一月、十二月及び令和五年一月の例月出納検査の結果について、過誤のないことを確認した旨の報告書がそれぞれ監査委員から議長の手元に提出されております。 十一月の例月出納検査の結果について、その概要を職員に朗読させます。 〔鈴木事務局次長朗読〕 ─────────────────────────── 四港監第七百八十九号 令和四年十二月十二日 港区議会議長 ゆうき くみこ 様 港区監査委員 徳 重 寛 之 同 高 橋 元 彰 同 池 田 幸 司 同 有 賀 謙 二 令和四年十一月例月出納検査の結果について 地方自治法第二百三十五条の二第一項の規定に基づき例月出納検査を実施したので、同法同条第三項の規定により、結果に関する報告を下記のとおり提出します。 記 一 検査の範囲 (一) 検査対象 区一般会計、国民健康保険事業会計、後期高齢者医療会計、介護保険会計、雑部金、基金 (二) 検査場所 港区監査事務局 (三) 検査期間 令和四年十一月二十四日から十一月二十八日まで 二 検査の結果 本検査においては、会計管理者から提出された令和四年十一月(令和四年十月分)例月出納報告書の計数について、出納関係諸帳簿及び諸票、指定金融機関提出の収支計算書、預金通帳、証拠書類、証券等と照合し検証した結果、過誤のないことを確認しました。 ───────────────────────────

なお、十二月及び一月の結果については、ただいまの報告と同様の内容でありますので、朗読は省略し、詳細については、これを速記録に登載することにいたしたいと思いますので、御了承願います。 また、報告書は議長の手元に保管しておりますので、随時御閲覧願います。 (参 考) ─────────────────────────── 四港監第八百六十号 令和五年一月十日 港区議会議長 ゆうき くみこ 様 港区監査委員 徳 重 寛 之 同 高 橋 元 彰 同 池 田 幸 司 同 有 賀 謙 二 令和四年十二月例月出納検査の結果について 地方自治法第二百三十五条の二第一項の規定に基づき例月出納検査を実施したので、同法同条第三項の規定により、結果に関する報告を下記のとおり提出します。 記 一 検査の範囲 (一) 検査対象 区一般会計、国民健康保険事業会計、後期高齢者医療会計、介護保険会計、雑部金、基金 (二) 検査場所 港区監査事務局 (三) 検査期間 令和四年十二月二十二日から十二月二十六日まで 二 検査の結果 本検査においては、会計管理者から提出された令和四年十二月(令和四年十一月分)例月出納報告書の計数について、出納関係諸帳簿及び諸票、指定金融機関提出の収支計算書、預金通帳、証拠書類、証券等と照合し検証した結果、過誤のないことを確認しました。 ─────────────────────────── 四港監第九百二十三号 令和五年二月十日 港区議会議長 ゆうき くみこ 様 港区監査委員 徳 重 寛 之 同 高 橋 元 彰 同 池 田 幸 司 同 有 賀 謙 二 令和五年一月例月出納検査の結果について 地方自治法第二百三十五条の二第一項の規定に基づき例月出納検査を実施したので、同法同条第三項の規定により、結果に関する報告を下記のとおり提出します。 記 一 検査の範囲 (一) 検査対象 区一般会計、国民健康保険事業会計、後期高齢者医療会計、介護保険会計、雑部金、基金 (二) 検査場所 港区監査事務局 (三) 検査期間 令和五年一月二十四日から一月二十六日まで 二 検査の結果 本検査においては、会計管理者から提出された令和五年一月(令和四年十二月分)例月出納報告書の計数について、出納関係諸帳簿及び諸票、指定金融機関提出の収支計算書、預金通帳、証拠書類、証券等と照合し検証した結果、過誤のないことを確認しました。 ───────────────────────────

次に、令和四年度港区教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告書が、港区教育委員会教育長から議長の手元に提出されておりますので、その概要を職員に朗読させます。 〔鈴木事務局次長朗読〕 ─────────────────────────── 四港教教教第二千四百七号 令和五年一月二十六日 港区議会議長 ゆうき くみこ 様 港区教育委員会教育長 浦 田 幹 男 令和四年度(二〇二二年度)港区教育委員会の権限に属する事務の管理及び 執行の状況の点検及び評価(令和三年度分)報告書の提出について 地方教育行政の組織及び運営に関する法律第二十六条第一項及び第二項に基づき、港区教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価を行いましたので、同条第一項の規定により、結果に関する報告を別紙のとおり提出します。 ───────────────────────────

なお、詳細については、議長の手元に保管しておりますので、随時御閲覧願います。 以上にて報告を終わります。 ───────────────────────────

日程第四、区長から所信表明のため、発言を求められておりますので、これをお許しいたします。 〔区長(武井雅昭君)登壇〕
発言に先立ちまして、今月六日に発生した、トルコ南東部を震源とする地震により亡くなられた方々に対し、港区民を代表して御冥福をお祈りいたしますとともに、被災された全ての皆様に心からお見舞いを申し上げます。 令和五年第一回港議会定例会の開会に当たり、私の所信の一端を申し上げ、区民の皆様と区議会の皆様の御理解と御協力をいただきたいと存じます。 一歩ずつ、そして力強く、まちは歩みを進めています。 昨年、四年ぶりにみなと区民まつりを開催することができました。 みなと区民まつりは、「区民が主体的に取り組む手づくりのまつり」です。開催に向けては、万全の新型コロナウイルス感染症対策を行い、安全に安心して楽しんでいただく「まつり」となるよう、区民の皆さんと共に、準備を進めてきました。 迎えた当日。マスク越しであっても、多くの区民の皆さんの笑顔を見て、人と人とのつながり、まちの元気が、区政の源だと、私は確信いたしました。 港区の歴史をひもとくと、その中心はいつも「人」でした。 江戸時代には、多くの武士や町人たちが暮らし、風格漂う大名屋敷や情緒あふれる町屋が立ち並んでいました。区役所の目の前に広がる増上寺は、徳川家康により将軍家の菩提寺とされ、隆盛を極めました。海岸沿いの本芝や金杉には、漁師や魚問屋に魚を求める客が行き交い、赤坂氷川神社の祭礼では、氷川山車を一目見ようと内外からたくさんの見物客でにぎわうなど、港区は江戸でも特徴のある一面を持っていました。 今年、生誕二百年を迎える勝海舟も港区にゆかりのある著名人の一人です。区内にあった薩摩藩庭で江戸開城の会談を行った海舟は、何度も港区に住居を構え、亡くなるまで暮らしていました。港区は、政治や経済、文化で功績を挙げた多くの英傑たちが活躍した舞台であり、愛着を抱いた場所でもありました。 昨年、鉄道開業百五十年を迎えましたが、明治時代には、日本初の鉄道が品川停車場で仮開業した後、新橋を始発駅とし、横浜まで正式に開通しました。当時の新橋停車場は、駅舎に加えて車庫や外国人官舎などが設けられ、交通や物流の一大拠点として文明開化の象徴となり、日本の近代化を支えました。まさに港区は、歴史と共に歩んできたまちであり、その時々の役割を全うしながら、港区ならではの発展を続けてきました。 時代が移り変わった現在でも、大切に培われてきたまちの風土は、港区の宝物として脈々と受け継がれています。芝、麻布、赤坂、高輪、芝浦港南の五地区は、それぞれが個性ある街並みを織りなし、港区は、住み、働き、訪れる人々が多く集まる、他に類を見ない日本有数の都市へと進化を続けています。 今年は、関東大震災から百年になります。当時の芝区では、家屋の倒壊や大規模火災により住民の約半数が罹災するなど、区内も甚大な被害を受けました。 現在、コロナとの闘いは、感染症の分類を見直す方針が示されるなど、感染対策を前提に社会経済活動を加速させる段階に入っています。 先人たちがたゆまぬ努力によって未曽有の震災から復興を成し遂げたように、私が先頭に立ち、区民の皆さんと共にコロナ禍を乗り越え、力強く前進していきます。そして、日本、ひいては世界を牽引する、「いまも未来も 輝き続ける唯一無二の港区」を実現し、新たな時代を築いてまいります。 その柱となるのが、デジタルの力です。 テレワークの普及やキャッシュレス化の進展など、コロナ禍において、デジタル技術は人々の暮らしを大きく変容させました。 区民生活の質の向上を最優先に、デジタル技術の恩恵を区民サービスに還元していく。 そのため、デジタル改革を区政の大動脈として位置づけ、専管組織を新設し、区政のあらゆる分野におけるデジタル・トランスフォーメーション「DX」を強力に推進します。 ここで、「いまも未来も 輝き続ける唯一無二の港区」を実現するための五つの取組について申し上げます。 第一に、「区民の命を、全力で守る」取組です。 新型コロナウイルス感染症の流行が続く中、私は、関東大震災から百年という節目の年に、「区民の命を全力で守る」という揺るぎのない信念を新たにし、将来世代へとつながる取組を進めていく決意です。 昨年五月、東京都による首都直下地震等の被害想定が見直されたことを踏まえ、都心・港区の特性に合わせた防災施策を展開するとともに、感染症対策をはじめ、あらゆる分野で区民や関係機関と共に築いてきた安全・安心の基盤を、一層強固で、盤石なものとしてまいります。 新たな技術を活用した防災対策を進めます。 災害時の状況を分かりやすく伝えるため、3D都市モデルを活用し、津波や土砂災害等の全てのハザード情報を立体的な映像として可視化します。 帰宅困難者対策では、仮想現実「VR」の技術を活用した実動訓練等の支援を通じ、事業者による駅周辺の滞留者対策を推進します。 デジタル技術の利点を生かし、災害対応力を一層向上させてまいります。 消防団に対し、夜間の訓練に効果的なポータブル蓄電池等の配備を支援するほか、団員の新規加入を促進するため、広報みなとで消防団特集号を発行するとともに、新たに作成するPR映像を活用し、動画配信サイトやサイネージ等でのプロモーションを展開します。 地域における人と人とのつながりは、災害時に大きな力を発揮します。 区民避難所の運営を担う地域防災協議会に対する活動助成金を大幅に引き上げ、活動のさらなる充実につなげます。 総合防災訓練を、子どもから大人まで誰もが参加しやすく、各地区の地域特性を踏まえた内容に充実させます。 区民の防災意識の向上につなげるとともに、町会・自治会等の多くの関係団体の参画を得ることで、ネットワークづくりと地域防災力の底上げを図ってまいります。 区民の約九割が暮らす共同住宅では、災害時に排水管が破損し、トイレを使用できない事態が想定されます。 区民が在宅での避難に自ら備えるきっかけづくりとして、新たに、全世帯を対象に携帯トイレを配付します。 災害に強い強靱なまちづくりをハードの面からも推し進めるため、旧耐震基準の住宅への改修工事助成や、がけ・擁壁の工事費用の助成を拡充します。 災害時に限らず、人命救助を迅速に行うため、自動体外式除細動器「AED」の設置を拡大します。 地域の協力を得ながら設置を進めるとともに、適切な救命措置ができる人材を育成することで、共助による安全・安心の力を高めてまいります。 感染症対策では、区民以外でも新型コロナウイルスワクチン接種を可能とする、「予約なし、誰でも接種」をはじめ、全国を牽引する港区ならではの施策を進めてきました。 昨年十月には、新型コロナウイルスに加え、今後の新たな感染症にも対応するため、区内の感染症指定医療機関や、港区医師会等との協働で「みなと地域感染制御協議会」が設立されました。この都内初となる協議会を、区は積極的に支援し、区民がより質の高い医療を迅速に受けられる環境を実現します。 コロナ禍で培われ、発展させてきた緊密なネットワークを基盤に、万全の態勢で感染症対策に臨んでまいります。 第二、「子どもの育ちを支え、学びを伸ばす」取組です。 子ども政策は大きな転換期を迎えています。 本年四月には、こども基本法が施行されるとともに、国においてこども家庭庁が創設されます。 「子育てするなら港区」をスローガンに掲げ、第二子以降の保育料無料化や出産費用の助成など、他の自治体に先駆けて取り組んできた港区として、さらなる施策の充実を図ります。 子ども家庭支援部を再編し、子ども政策の牽引役としての機能を強化することで、全庁横断的に取り組んでまいります。 切れ目のない子育て支援を一層充実させます。 コロナ禍や物価高騰などにより、子育てを取り巻く環境は大きく変化し、幼い子どものいる世帯のニーズも多様化しています。 出産費用が増加傾向にある中、区民が原則自己負担なく出産できるよう、区独自の助成金の上限額を引き上げます。 多子世帯の移動を支えます。 二人以上の未就学児がいる世帯へタクシー利用券を支給するほか、未就学児の「ちぃばす」、お台場レインボーバス運賃を全て無料とし、幼い子どもがいる世帯が気軽に外出できるよう、支援してまいります。 本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子ども、「ヤングケアラー」への支援が急務です。 子ども家庭支援センターに社会福祉士などの資格を持つ専門員を新たに配置して支援体制を強化し、ヤングケアラーの早期把握と適切な支援につなげてまいります。 子どもたちへの教育は、未来への投資そのものです。 子どもたちの学びの質の向上と、教員の働き方改革を、同時かつ強力に推進し、「教育の港区」を一層前へと進めます。 グローバル化が進展する中、世界の共通言語となっている英語の重要性が増しています。 区立中学校において、放課後等を利用してオンラインによるグループ英会話レッスンを行うことで、英語力を高め、国際社会で活躍できる人材を育成します。 港区独自のGIGAスクール構想をさらに進展させます。 校内LANを高速ネットワークに対応したものにすることで、通信速度の速い最先端の環境を構築し、デジタルの力を活用した学びの質の向上に取り組んでまいります。 昨年、小学校教科担任制をモデル校四校で先行導入しました。本年四月からは、全区立小学校高学年に広げます。 また、全区立中学校の全ての部活動に部活動指導員を配置します。 授業や部活動の質の向上と、授業準備の効率化等による負担軽減に取り組むことで、子どもたちにとっても、教員にとっても魅力を感じることのできる学校づくりを進めてまいります。 本年四月、区立赤坂小学校と区立赤坂中学校が、区内で三番目の小中一貫教育校となる「赤坂学園」として開校します。 新校舎に隣接する区立中之町幼稚園を含め、施設が隣り合う環境を生かし、幼稚園、小・中学校が連携した教育をこれまで以上に推進します。 次世代を担う子どもたちが健やかに育ち、個性や能力を十分に発揮できるよう、育ちと学びの環境づくりを推進してまいります。 第三に、「健康と生きがいづくりを後押しし、区民の生涯を支える」取組です。 昨年十一月、国が開催した「健康寿命をのばそう!アワード」において、区立健康増進センターで実施している「健康度測定」が、自治体部門で優良賞を受賞しました。区が平成八年から長年にわたり、港区医師会と連携して続けてきた健康づくりの取組が高く評価されました。 港区は、健康づくりに関する拠点施設や医療機関が数多く立地しているほか、食事や運動など、区民の生活習慣の改善のために取り組む様々な団体が活動しており、地域資源や人材に恵まれています。 コロナ禍を経験し、人々の健康への意識がかつてない高まりを見せている今こそ、あらゆる世代の健康増進に向けて、大きく踏み出してまいります。 現在実施している乳幼児から中学生までの医療費の全額助成の対象を、高校生世代にまで拡大します。 所得制限を設けずに、あまねく子育て世帯の医療費負担を軽減するとともに、これから成人を迎える高校生世代が、必要なときに安心して、自らの意思で医療を受け、健康の大切さを意識する契機としてまいります。 国内では、二十代など若い世代において、梅毒患者の報告件数が著しく増加しています。性感染症である梅毒は、妊娠期における母子感染のリスクもあり、区民の健康上の大きな脅威となります。 区内医療機関における無料の検査枠を拡充するほか、みなと保健所の検査について、一日で結果判定ができるようにします。 性感染症の早期発見・早期治療とともに、特に若い人たちにとって、自分自身と大切な人を守るための意識啓発につなげてまいります。 働き盛り世代の健康を支えます。 区民の死亡原因の第一はがんです。そのうち、肺がんの割合が最も高くなっています。 区内医療機関で実施している肺がん検診の胸部エックス線検査において、港区医師会と連携し、新たにAIを活用した画像の読影システムを導入します。 検診の精度向上を推し進め、肺がんの脅威から区民の命と健康を守ります。 望まない受動喫煙をなくすため、都立芝公園と品川駅前港南ふれあい広場の屋外喫煙場所を、分煙効果の高い密閉型に転換するとともに、民間事業者を支援し、屋内の密閉型喫煙場所の整備を進めます。 たばこを吸う人も吸わない人も、誰もが健やかで快適に過ごせる空間を創出してまいります。 高齢者の健康づくりを支援する取組を、これまで以上に充実させます。 健康と要介護の中間の状態に当たる「フレイル」を未然に防ぐために、高齢者の保健指導や介護予防の取組を一体的に推し進めます。 健診結果や介護情報の横断的なデータ分析により、低栄養や生活習慣病のリスクが高い高齢者を抽出し、個別の保健指導を行う取組を新たに開始します。 あわせて、介護予防のオンライン講座の開催やアプリの導入など、サービスの内容と選択肢を一層拡充します。 高齢者を対象に、VRなどの技術を活用したeスポーツの体験機会を創り、健康への意識やスポーツへの関心を向上させるとともに、世代を越えたコミュニケーションや交流の場づくりを推進します。 いつでもどこでも、自分に合うやり方で、健康づくりに取り組める機運と仕組みを創出し、区民の健康寿命の延伸を実現してまいります。 障害のある人が、今後も住み慣れた地域で暮らし続けるための取組を進めます。 障害の重度化と高齢化に対応するため、区内で初めて、住まいと作業スペースなどの日中活動の場を併設した、新たな類型のグループホームを早期に整備します。 一人一人に必要な支援を適切に届けるために、より伝わりやすく、きめ細かな情報伝達を徹底します。 視覚障害者への支援として、郵便物の内容確認など、オペレーターとのビデオ通話を通じた代理確認サービスの提供を開始します。 多様性の尊重を文化として醸成させていくためには、区からの情報をはじめ、相互理解につながる「伝わる日本語」の浸透が不可欠です。 昨年夏に、言語学の専門家グループとの共同研究を開始し、区民ニーズの分析や行政文書の改善に向けた検討を進めています。区役所だけでなく、地域全体に「伝わる日本語」を波及させるため、区独自の行動指針を策定します。 あらゆる人に必要な情報を届けるための「伝わる日本語」を、港区から全国に伝えてまいります。 区民一人一人の事情やライフステージに応じた支援策を途切れることなく展開することで、誰もが心身ともに健やかで、人生百年を謳歌できる新時代を創り上げてまいります。 第四に、「区民に笑顔を、まちににぎわいをもたらす」取組です。 コロナ禍や物価高騰などの影響を受けている区民や区内産業を支えるとともに、地域に活気を取り戻すための取組を推し進め、まちににぎわいを創出してまいります。 今月から、総額十億円のプレミアム付き区内共通商品券の利用が始まりました。あわせて、区内商店街を利用した人に抽せんで豪華景品が当たる「みな得レシートキャンペーン」や、キャッシュレス決済で最大二〇%のポイント還元を受けられる事業を展開し、たくさんの人に港区内のお店で買物や食事を楽しんでいただいています。 来月からは、全ての子育て家庭が安心していきいきと子育てができるよう、ゼロ歳から十八歳までの子どものいる世帯を対象に、子ども一人に対して五万円、総額二十二億円の区内共通電子商品券の配付を開始します。 区民の暮らしを守り、区内産業の活性化のために、きめ細かな支援策を講じてまいります。 対面でのやり取りが難しくなるなど、コロナ禍で影響を受けている町会・自治会の活動をデジタルの力で支えます。 新たにホームページの作成に関する講座を開催するとともに、デジタル回覧板アプリの導入を促し、町会・自治会が効果的かつ効率的な情報発信の手段を習得できるように支援を進めてまいります。 区内中小企業の実態を把握するための景況調査において、販路の拡大や人材確保が経営上の課題となっている状況が明らかになりました。 中小企業を下支えするため、広告宣伝に要する経費の補助を拡充するほか、採用活動等に係る経費の助成制度を新設します。 商店街に多くの人を呼び込むため、商店街の魅力を発信するPR動画コンテストの開催や、港区内共通商品券の発行支援、イベント経費への補助の拡充に取り組みます。 区民の日常に欠かせず、地域に活気を生み出す個性と魅力に満ちた商店街を、全力で支えてまいります。 港区にゆかりの深い、徳川家康を主人公とした今年のNHK大河ドラマの放送や、勝海舟の生誕二百年を絶好の機会と捉え、港区ならではの観光施策を展開します。 区内の大学の協力を得てPRキャラクターを制作するとともに、区内ゆかりの地を巡るデジタルクイズラリーを開催し、港区の魅力を国内外に広く発信します。 区内では、新虎通り周辺や竹芝をはじめとした様々な地域において、新たなまちづくりをきっかけに、住民や事業者などが一体となって地域の課題解決や魅力の向上に取り組む、エリアマネジメント活動が展開されています。 活動に期待される効果や、公共的空間を活用する際の手続を示すガイドラインを策定し、エリアマネジメント活動のさらなる活性化を図り、まちのにぎわい創出につなげてまいります。 第五に、「誰もが心地よい、環境に配慮した持続可能なまちづくり」の取組です。 世界は、気候変動という、かつてない脅威に直面しています。 この人類共通の課題の解決に向け、港区が掲げた二〇五〇年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標を達成するために、取組を一層進めていかなければなりません。 私は、これまで、全国の自治体と連携した「みなとモデル二酸化炭素固定認証制度」を独自に実施し、区内での木材活用を進め、全国の森林整備につなげてきました。 平成二十三年に三十二自治体から始まった連携のネットワークは、今では八十自治体まで広がり、高輪ゲートウェイ駅に代表されるような区内の様々な建物で国産木材が使われるようになりました。 加えて、太陽光発電設備や省エネ機器の設置費助成のほか、再生可能エネルギー由来の電力への切替えを促す「MINATO再エネ一〇〇」など、様々な取組を実施し、家庭や事業所から排出される二酸化炭素の削減に取り組んできました。 昨年五月には、「MINATO節電アクション」を定め、私自ら、区内の様々な団体に節電の御協力をお願いしました。皆が一丸となって取り組んだ結果、厳しい電力需給を乗り越えるとともに、省エネ行動の定着につながりました。 これまでの実績と経験を十分に生かし、温室効果ガス排出実質ゼロを達成するため、港区環境基本計画を改定し、省エネの推進と再生可能エネルギーの活用拡大を両輪に、取組を加速してまいります。 まちの隅々にまで行き届いた環境美化をさらに進めます。 新橋、六本木、赤坂の繁華街では、区が先頭に立ち、昨年から早朝の時間帯における路上のごみの巡回清掃を始めました。 まちの皆さんからは、道がきれいになっただけでなく、きれいな状態を保とうという動機づけになった、これまで関わりがなかった人たちとの新たなつながりが生まれたなどの声をいただいています。 清潔できれいな環境はまちの魅力を高め、区民の安心感や治安の向上につながります。引き続き、誰もが安心して、快適に過ごせる空間づくりに取り組んでまいります。 羽田空港新飛行経路の運用に伴い、区民からは落下物や騒音等に対する不安の声が寄せられています。 区は、区民の安全・安心と生活環境を守る立場から、引き続き、国に対して、区民の不安や疑問の払拭に向けたきめ細かな情報提供や丁寧な説明を行うとともに、海上ルートの活用、地方空港への分散化など、新飛行ルートの固定化回避に係る検討を加速するよう、強く要請してまいります。 港区に住む人、働く人、訪れる人の誰もが、心地よいと感じることができる、持続可能なまちづくりを進めてまいります。 最後に、「いまも未来も 輝き続ける唯一無二の港区」の実現に向けた、今後の区政運営について申し上げます。 港区は、戦後四十年の節目である昭和六十年に平和都市宣言をし、区民と共に平和を願い、その尊さを発信し続けてきました。 約百三十か国に及ぶ外国籍の区民が暮らす港区には、国際交流と相互理解を推進し、平和の輪を広げていく使命があります。 ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから、間もなく一年が経過します。区は、避難民の方々が少しでも安心して日本で生活を送れるように、区内全ての避難民の世帯を訪問し、悩みや相談ごとを丁寧に聴き取り、就学や就業、日本語学習などの支援に結びつけています。 平和は決して与えられるものではなく、国籍や世代を越え、共に創り上げるものです。港区平和都市宣言を礎に、世界の恒久平和を願うとともに、平和のために行動し、未来へと伝えてまいります。 これまで乗り越えてきた様々な逆境の中には、絶えず、港区が誇る人と人とのつながりが紡ぎ出す地域の力がありました。 コロナ禍においては、個人や団体の垣根を越えて、医療従事者や困難な状況にある人への支援が数多く生まれ、「他者を思いやり、助け合う」という連帯感が強く、大きく育まれました。 地域コミュニティーを支える町会・自治会、まちににぎわいを取り戻すために奮闘する商店会、区民の命と健康を最前線で守る多くの医療機関、幅広いネットワークと高度な知見を持つ企業、大学、NPOなどの民間団体、国際性豊かな大使館の数々は、港区を形づくるかけがえのない財産です。 地域における多様な力は、それぞれが結びつくことで相乗効果を生み出し、新たな価値の創出へとつながります。 地域の強い連帯感と、これまで築き上げてきた区と地域の信頼関係を基に、参画と協働の力を推進力として、区政のかじを取り、一層邁進していく決意です。 令和五年度は、区の未来へのロードマップである港区基本計画の見直しの年です。 現在、計画の見直しに向けて、「みなとタウンフォーラム」や各地区総合支所の区民参画組織において、熱心な議論が交わされています。 私は、区民の皆さんの港区への熱い思いをしっかりと受け止め、未来を切り開く計画へと練り上げてまいります。 年頭に当たり、私は、本年の抱負を表す漢字として、「跳」という一文字を選びました。 区民の皆さんと港区の進むべき道を共に考え、希望に満ちた明るい未来に向けて跳躍するための、「今年こそ」の一年としていく。そんな願いを込めました。 私は、いかなる困難であっても、港区の大きな財産である「地域の力」を結集し、乗り越え、「いまも未来も 輝き続ける唯一無二の港区」を実現させてまいります。 区民の皆様、並びに区議会の皆様の御理解と御協力を、心からお願い申し上げます。 これをもちまして、私の所信とさせていただきます。 ───────────────────────────

以上にて、本日の日程は全部終了いたしました。 本日の会議は、これをもって散会いたします。 午後一時三十二分散会