港区議会の令和6年第2回が開会し、会期を7月16日から7月26日までの11日間と設定した。議席変更や会議録署名議員の指名などの事務的手続きが行われ、監査報告と財団の事業計画書が報告された。
- ・の会期を7月16日から7月26日までの11日間に設定
- ・琴尾みさと議員と兵藤ゆうこ議員の議席変更を報告
- ・令和6年2月の例月出納検査結果について監査委員から過誤なしの報告
- ・令和6年3月および4月の例月出納検査結果の報告書を議長が保管
- ・港区スポーツふれあい文化健康財団の令和6年度事業計画書と書を提出
- ✓の会期を令和6年7月16日から7月26日までの11日間と設定することを承認
- ✓議席変更(琴尾みさと議員を11番に、兵藤ゆうこ議員を19番に)を決定
- ✓会議録署名議員として白石さと美議員と山野井つよし議員を指名
※ このまとめはAIが発言記録から自動生成した要約です。正確な内容は下部の発言や公式会議録の原文をご確認ください。
// 発言者(2名)
// 発言(15件)

ただいまより令和六年第二回港区議会定例会を開会いたします。 今回の応招議員はただいま三十二名であります。したがいまして、本定例会は成立いたしました。 ───────────────────────────

これより本日の会議を開会いたします。 ただいまの出席議員は三十二名であります。 ───────────────────────────

まず、会議規則第四条第三項の規定に基づき、議席の一部を変更いたします。 職員にその議席番号及び氏名を朗読させます。 〔宮内事務局次長朗読〕 ─────────────────────────── 十一番に 琴 尾 みさと 議員 十九番に 兵 藤 ゆうこ 議員 ───────────────────────────

ただいま職員に朗読させましたとおり、議席の一部を変更いたします。 それぞれの新議席に御着席願います。 ───────────────────────────

これより日程に入ります。 日程第一、会議録署名議員を御指名いたします。九番白石さと美議員、十番山野井つよし議員にお願いいたします。 ───────────────────────────

日程第二、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。今回の定例会の会期は、本日から七月二十六日までの十一日間といたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

御異議なきものと認め、さよう決定いたしました。 ───────────────────────────

日程第三、諸般の報告がありますので、御報告いたします。 まず、職員に港区議会定例会の期月に関する件の特例を定める件及び定例会招集の報告をさせます。 〔宮内事務局次長朗読〕 ─────────────────────────── 六港総総第千百号 令和六年六月十二日 港区議会議長 鈴 木 たかや 様 港区長 武 井 雅 昭 港区議会定例会の期月に関する件の特例を定める件について(通知) 本日、別紙写しのとおり、港区議会定例会の期月に関する件の特例を定める件について、告示しましたので通知します。 ─────────────────────────── 港区告示第二百二十八号 港区議会定例会の期月に関する件の特例を次のように定める。 令和六年六月十二日 港区長 武 井 雅 昭 港区議会定例会の期月に関する件の特例を定める件 港区議会定例会の期月に関する件(平成十五年港区告示第一号)の規定にかかわらず、令和六年に限り、同規定中「六月」とあるのは、「七月」とする。 ─────────────────────────── 六港総総第千四百六十一号 令和六年七月九日 港区議会議長 鈴 木 たかや 様 港区長 清 家 愛 令和六年第二回港区議会定例会の招集について(通知) 本日別紙告示写しのとおり、標記定例会を七月十六日(火)に招集しましたので通知します。 ─────────────────────────── 港区告示第二百五十二号 令和六年第二回港区議会定例会を七月十六日に招集します。 令和六年七月九日 港区長 清 家 愛 ───────────────────────────

次に、令和六年二月、三月、四月、五月及び六月の例月出納検査の結果について、過誤のないことを確認した旨の報告書がそれぞれ監査委員から議長の手元に提出されております。 二月の例月出納検査の結果について、その概要を職員に朗読させます。 〔宮内事務局次長朗読〕 ─────────────────────────── 五港監第九百九十九号 令和六年三月十一日 港区議会議長 鈴 木 たかや 様 港区監査委員 徳 重 寛 之 同 高 橋 元 彰 同 有 賀 謙 二 同 二 島 豊 司 令和六年二月例月出納検査の結果について 地方自治法第二百三十五条の二第一項の規定に基づき例月出納検査を実施したので、同法同条第三項の規定により、結果に関する報告を下記のとおり提出します。 記 一 検査の範囲 (一) 検査対象 区一般会計、国民健康保険事業会計、後期高齢者医療会計、介護保険会計、雑部金、基金 (二) 検査場所 港区監査事務局 (三) 検査期間 令和六年二月二十六日から二月二十八日まで 二 検査の結果 本検査においては、会計管理者から提出された令和六年二月(令和六年一月分)例月出納報告書の計数について、出納関係諸帳簿及び諸票、指定金融機関提出の収支計算書、預金通帳、証拠書類、証券等と照合し検証した結果、過誤のないことを確認しました。 ───────────────────────────

なお、三月、四月、五月及び六月の結果については、ただいまの報告と同様の内容でありますので、朗読は省略し、詳細については、これを速記録に登載することにいたしたいと思いますので、御了承願います。 また、報告書は議長の手元に保管しておりますので、随時御閲覧願います。 (参 考) ─────────────────────────── 六港監第百十八号 令和六年四月十一日 港区議会議長 鈴 木 たかや 様 港区監査委員 徳 重 寛 之 同 高 橋 元 彰 同 有 賀 謙 二 同 二 島 豊 司 令和六年三月例月出納検査の結果について 地方自治法第二百三十五条の二第一項の規定に基づき例月出納検査を実施したので、同法同条第三項の規定により、結果に関する報告を下記のとおり提出します。 記 一 検査の範囲 (一) 検査対象 区一般会計、国民健康保険事業会計、後期高齢者医療会計、介護保険会計、雑部金、基金 (二) 検査場所 港区監査事務局 (三) 検査期間 令和六年三月二十五日から三月二十七日まで 二 検査の結果 本検査においては、会計管理者から提出された令和六年三月(令和六年二月分)例月出納報告書の計数について、出納関係諸帳簿及び諸票、指定金融機関提出の収支計算書、預金通帳、証拠書類、証券等と照合し検証した結果、過誤のないことを確認しました。 ─────────────────────────── 六港監第二百二十四号 令和六年五月十四日 港区議会議長 鈴 木 たかや 様 港区監査委員 徳 重 寛 之 同 高 橋 元 彰 同 有 賀 謙 二 同 二 島 豊 司 令和六年四月例月出納検査の結果について 地方自治法第二百三十五条の二第一項の規定に基づき例月出納検査を実施したので、同法同条第三項の規定により、結果に関する報告を下記のとおり提出します。 記 一 検査の範囲 (一) 検査対象 区一般会計、国民健康保険事業会計、後期高齢者医療会計、介護保険会計、雑部金、基金 (二) 検査場所 港区監査事務局 (三) 検査期間 令和六年四月二十四日から四月二十六日まで 二 検査の結果 本検査においては、会計管理者から提出された令和六年四月(令和六年三月分)例月出納報告書の計数について、出納関係諸帳簿及び諸票、指定金融機関提出の収支計算書、預金通帳、証拠書類、証券等と照合し検証した結果、過誤のないことを確認しました。 ─────────────────────────── 六港監第三百十四号 令和六年六月十日 港区議会議長 鈴 木 たかや 様 港区監査委員 徳 重 寛 之 同 高 橋 元 彰 同 有 賀 謙 二 同 二 島 豊 司 令和六年五月例月出納検査の結果について 地方自治法第二百三十五条の二第一項の規定に基づき例月出納検査を実施したので、同法同条第三項の規定により、結果に関する報告を下記のとおり提出します。 記 一 検査の範囲 (一) 検査対象 区一般会計、国民健康保険事業会計、後期高齢者医療会計、介護保険会計、雑部金、基金 (二) 検査場所 港区監査事務局 (三) 検査期間 令和六年五月二十四日から五月二十八日まで 二 検査の結果 本検査においては、会計管理者から提出された令和六年五月(令和六年四月分)例月出納報告書の計数について、出納関係諸帳簿及び諸票、指定金融機関提出の収支計算書、預金通帳、証拠書類、証券等と照合し検証した結果、過誤のないことを確認しました。 ─────────────────────────── 六港監第四百六号 令和六年七月二日 港区議会議長 鈴 木 たかや 様 港区監査委員 徳 重 寛 之 同 高 橋 元 彰 同 有 賀 謙 二 同 二 島 豊 司 令和六年六月例月出納検査の結果について 地方自治法第二百三十五条の二第一項の規定に基づき例月出納検査を実施したので、同条第三項の規定により、結果に関する報告を下記のとおり提出します。 記 一 検査の範囲 (一) 検査対象 区一般会計、国民健康保険事業会計、後期高齢者医療会計、介護保険会計、雑部金、基金 (二) 検査場所 港区監査事務局 (三) 検査期間 令和六年六月二十四日から六月二十六日まで 二 検査の結果 本検査においては、会計管理者から提出された令和六年六月(令和六年五月分)例月出納報告書の計数について、出納関係諸帳簿及び諸票、指定金融機関提出の収支計算書、預金通帳、証拠書類、証券等と照合し検証した結果、過誤のないことを確認しました。 ───────────────────────────

次に、法人の経営状況に関する書類が区長から議長の手元に提出されております。朗読は省略し、通知については、これを速記録に登載することにいたしたいと思いますので、御了承願います。 なお、詳細については、書類を議長の手元に保管しておりますので、随時御閲覧願います。 (参 考) ─────────────────────────── 六港総総第千三百七十三号 令和六年七月九日 港区議会議長 鈴 木 たかや 様 港区長 清 家 愛 法人の経営状況に関する書類の提出について 地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)第二百四十三条の三第二項の規定に基づき、下記法人についての経営状況に関する書類を提出します。 記 一 公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団 (一) 令和六年度公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団事業計画書 (二) 令和六年度公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団収支予算書 ───────────────────────────

以上にて、報告を終わります。 ───────────────────────────

日程第四、区長から施政方針の表明のため、発言を求められておりますので、これをお許しいたします。 〔区長(清家 愛君)登壇〕
去る六月二日の港区長選挙におきまして、多くの区民の皆様から御支持をいただき、区長に就任いたしました清家愛です。 令和六年第二回港区議会定例会は、選挙後初の議会です。開会に当たり、港区長として、区政運営にかける思いを申し述べさせていただきます。 武井雅昭前区長におかれましては、五期二十年の任期だけでなく、区職員として長年にわたり港区のために御尽力されてきました。 地域に身近な総合支所の設置や強固な財政基盤の確立などはもとより、東日本大震災やコロナ禍など、幾多の危機に直面する中で、懸命に区政に専心するお姿には、本当に頭が下がる思いでした。 港区民を代表して感謝申し上げるとともに、その功績をしっかりと受け継ぎ、よりよい港区へと発展させてまいります。 私は、港区で生まれ育ち、母となり、これまで十三年間、港区議会議員として活動してきました。一人一人の小さな声を形にするために、区民の皆様からの要望や切実な思いを一つ一つ、つぶさに酌み取り、区政に届け続けてきました。そして今、皆様から区長としての期待を託され、この場に立たせていただいています。 「期待を失望に終わらせない。責任と覚悟をもって、政治の世界に身を置いています」。この言葉は、私、清家愛が十三年前に港区議会議員選挙に初当選したときから掲げた信念であり、今も変わることはありません。全身全霊をかけて、皆様の期待に必ずやお応えしてまいります。 港区は、二十六万人を超える区民が暮らしており、市であれば中核市に当たる人口規模を誇る都市です。私は、区を代表する立場である区長の責務として、二十六万の区民の様々な思いや声を真摯に受け止め、区政に反映させていく決意です。 区民並びに区議会の皆様の御理解を賜りますようお願いいたします。 私は、このたびの選挙において、「愛があふれる国際都市港区」の実現を訴えてまいりました。「愛があふれる国際都市」、それは、「人を大切にする国際都市」です。 多くの人が行き交い、多様な人が暮らす都心だからこそ、相互に理解し合い、新たなつながりを生む、人にやさしいまちを目指します。 私は、区長就任に当たり、「やさしさが響きあい、世界とつながる都市・港区」を理想のまちとして掲げます。この実現に向けて私は、五つの重点施策をお示しし、区民の皆さんと一緒に、やさしさと笑顔があふれる明るい未来を切り開いてまいります。 第一の施策は、世界一幸せな「子育て・教育都市」についてです。 私は、母親として、多くの子育てをしている皆さんと一緒に子どもを育てています。 障害のある子どもや医療的ケアが必要な子どもなど、切実な悩みを抱える子育て家庭の皆さんの声を聴き、寄り添ってきました。 今、必要なことは、様々な境遇にある子どもも、親も幸せを実感できる社会を創ることです。 私は、これまでの考え方にとらわれることなく、子どもが大切にされ、子育て家庭が地域に支えられ、誰もが幸せを実感できる「子育て・教育都市」を実現してまいります。 保育園と幼稚園の壁をなくし一体的に整備する、「誰でもこども園」構想に挑戦します。区立幼稚園は年々園児数が減少していますが、その一方で質の高い幼児教育やすばらしい園庭などの環境があります。この教育資源を生かし、保育サービスを保育園と同等に拡充するなど、誰もが利用できる体制を整えることで、全ての子どもが良質な保育と教育を受けることができる環境づくりを進めてまいります。 一時預かり、病児保育、障害児保育の整備を求める声を多くいただいています。 保護者がサービスを利用したいときにいつでもアクセスできる「お断りゼロ」の保育サービスを目指してまいります。 発達障害の子や学校に通うことが難しい子など、スペシャルニーズのある子どもがいます。フリースクールやインターナショナルスクールをはじめ、多様な教育を支援するなど、子どもたちがありのままで、伸び伸びと成長していける教育を目指します。 また、障害があるなど特別な支援が必要な子どもたちへのサポートを万全にするとともに、子ども一人一人の違いを多様性として尊重し、障害のあるなしにかかわらず、一緒に学ぶことができるインクルーシブな教育環境を整備してまいります。 子どもが安全・安心に、質の高い教育を受けられる環境を実現します。 登下校の安全対策の改善を求める声を多くいただきました。 工事現場など、危険が想定される場所への誘導員の配置や、防犯ブザーが鳴った際にすぐに大人が駆けつける体制の構築など、子どもの安全を地域全体で守る取組を推進します。 学校給食においては、成長期にある子どもたちが栄養をバランスよく安全に取れるように、良質で栄養満点な食事に加え、アレルギー対応の徹底のほか、ハラルなど宗教食への対応にも配慮します。また、子どもたちが食事を通じて楽しみながら食べ物への関心や理解を深められるよう、企業や大使館と連携し、食育を推進してまいります。 学校通学に必要な教材費は家庭にとって経済的な負担です。教材費の無償化など、公教育の負担ゼロを目指します。 教員の事務負担の軽減も不可欠です。人的支援やデジタルの活用など、様々なアプローチから教員が児童・生徒に向き合うことができるよう下支えしてまいります。 海外を志す子どもたちが希望をかなえられる環境を創ります。 私自身、高校時代に交換留学生としてオーストラリアで学ぶ機会を得ました。異国の地で日本と異なる文化に触れた経験は、私の価値観を大きく変えるものでした。 若者の海外留学を支援し、国際プログラムを導入した公立中高一貫校を検討するなど、夢の実現を後押ししてまいります。 第二の施策は、誰一人取り残さない「健康・福祉・共生都市」についてです。 年齢、障害のあるなし、国籍等にかかわらず、全ての区民の不安や悩みを解消し、誰もが心身ともに元気で自分らしく暮らせるまちを目指します。 生涯を通じて健康づくりを進めるためには、全世代にとって体を動かす場所が必要です。気軽に運動でき、遊べる場を整備するなど、区民の健康寿命を延ばす取組を推進します。 人生百年時代が訪れ、退職後の過ごし方は、老後の健康維持や介護予防につながるため、とても大切です。シニア世代の新たなキャリア形成をサポートし、誰もが生涯現役を続けられる社会を目指してまいります。 テクノロジーを医療や健康管理に実装した「ヘルステック」の開発が民間企業を中心に進んでいます。いきいきプラザ等で実施している健康増進の取組にヘルステックを取り入れるとともに、関係機関と連携し、地域におけるリハビリテーションの体制を充実するなど、健康で豊かな暮らしを支えてまいります。 障害児の保護者が安心して働き続けられる環境を整備します。 放課後等デイサービスでは、保護者が無理なく送迎できる預かり時間帯への見直しや、学校や自宅との移動支援の利便性を高めるなど、子どもの成長と保護者の負担軽減の両立を図ります。 障害者の親亡き後を見据え、障害者グループホームの整備を着実に進めるとともに、就労支援の取組を充実し、本人や保護者がいつまでも安心して住み続けられる環境を整えます。 介護など福祉の現場は疲弊し、人材不足は深刻です。働きやすい環境や待遇改善につながるよう事業者等への支援を充実し、介護サービスの質と量の両面から拡充を進めてまいります。 高齢者や障害者、子育て世代など全ての人が安心して暮らせるように、生活者の目線に立ち、誰にとってもやさしいバリアフリーのまちづくりを進めます。 港区には多くの外国人が暮らし、働いています。区の外国人人口は、二万人を上回り、区内で暮らす外国人と家族は今後も増加する見込みです。外国人が言葉の壁や文化の違いにより地域で孤立しないよう、日本語学習や文化交流の機会を充実するなど、外国人と日本人が相互に理解し合える社会を目指してまいります。 ペットは飼い主にとって、かけがえのない家族の一員です。 動物愛護を専任する職員の配置や、災害時のペットの同室避難の実現など、飼い主が安心してペットを飼育することができる環境を整備してまいります。 第三の施策は、確実に命を守る「リアル防災都市」についてです。 いつ起きてもおかしくない首都直下地震に、私たちは備えていかなくてはなりません。 能登半島地震の被害状況を目にして、私は、このままでは区民の命を守ることはできないと、思いを強くしました。 道路の電柱や上空の電線などをなくす無電柱化の推進やドローンの活用をはじめ、防災対策を待ったなしで推し進めるとともに、非常時における電源や医療体制の確保など、区民の命を守り抜くまちを創り上げていきます。 港区は、住まいの約九割が共同住宅です。区が令和二年度に実施した分譲マンション実態調査の結果では、築年数が四十年を超えるものが約四割と最も多く、老朽化対策が急務です。 旧耐震基準により建築されたマンションの耐震補強や建て替え支援を進めるとともに、新耐震基準により建築されたマンションであっても、老朽化したマンションに対しては新たに対策を講じるなど、区独自の支援制度を構築してまいります。 地域の実情を踏まえた防災力の向上を図ってまいります。 私は、地域の防災協議会で、避難所運営をはじめ様々な防災活動に取り組んできました。その経験から感じたことは、まちの姿が変わりゆく中で、町会・自治会に頼り切った対策では限界があるということです。 港区の特殊性を踏まえ、建物ごとの防災マニュアルの策定やエレベーター閉じ込め対策など、実効性のある取組を充実させ、全国に先駆けた「都市型防災モデル」を構築します。 災害時要配慮者への支援を加速させます。 避難行動に支援を必要とする方々に対し、個別避難計画の作成を速やかに進め、その実効性を確保するための訓練を実施するなど、誰一人取り残さない体制を整備してまいります。 地域の防災訓練には多くの港区職員が従事していますが、実際に港区に住む職員は少ないという現状があります。 港区に住む職員を増やしていき、災害発生時に迅速に対応できる体制を構築するとともに、実際の想定に近い防災訓練を行っていくなど、リアルな防災対策に取り組んでまいります。 第四の施策は、アート・環境・経済「持続可能な先進都市」についてです。 港区の地の利や人の力を生かし、地域に彩りを加える多様な文化・芸術、水や緑など豊かな自然環境、そして個性やにぎわいがあふれる地域経済の三つの要素が調和し、未来に向けて共存共栄するまちを目指します。 港区は、多様な文化芸術施設が立地し、多くのアーティストが活動しているほか、六本木アートナイトなどの東京を代表する芸術イベントの開催地でもあり、ポテンシャルにあふれています。 コロナ禍により、長期にわたり制限を受けていたアーティストの文化芸術活動を積極的に応援するとともに、多くの方が身近に気軽に文化・芸術に触れ合い、関心を高めることができる「街中アート」の実施などを通じて、その魅力を世界に発信していきます。 港区は国内外の企業や多くの大使館等が立地する国際色豊かなまちです。 大使館や国際友好都市との連携を推進し、文化交流をはじめ、交換留学先の開拓や中小企業の海外販路拡大など、教育や経済の分野での交流を深めてまいります。また、企業や大使館と連携したキャリア教育の実施やインターナショナルスクールとの交流を通じて、子どもが多様な文化や価値観に触れる機会を創出し、国際社会で活躍するスキルやコミュニケーション能力を養います。 港区を「社会課題解決型スタートアップ」の中心地にします。 区内には新進気鋭のスタートアップに加え、医療や福祉、教育などの専門機関、大学などの研究機関が集積し、産業振興センターという充実した施設もあります。この恵まれた環境をもっともっと生かせるはずです。 港区が将来にわたり持続可能な発展を遂げるために、スタートアップや専門機関をはじめとする産学の力を結集し、新しい発想や技術をもって、福祉や教育現場などにおける、社会課題の解決を図ります。 コミュニティーの中核を担う町会・自治会、商店会は港区の宝です。それぞれの地元に根差す地域団体の活動を、デジタルを活用して積極的に支援します。 港区商店街連合会と力を合わせて、区内共通電子商品券の専用アプリを早期に実現し、利便性・汎用性の高い商品券にアップデートします。 さらには、区の各種ポイント事業や町会・自治会活動へのポイント付与などとも結びつけた港区版地域通貨を実現してまいります。 首都・東京の中心に位置する港区は、最先端のスポット、個性豊かな街並みや商店、歴史的遺産など、多くの魅力を有しています。 この貴重な観光資源を生かし、たくさんの人を引きつけるシティプロモーションの推進を図るとともに、ふるさと納税の返礼品など、港区の魅力をより高める取組を進めてまいります。 港区の豊かな樹木を守り、そして増やしていくことで、美しい四季を彩り、緑に癒やされる居心地のよい住環境を整えていきます。 お台場の海や運河、古川は、都心に居ながら水辺を感じられる貴重な地域資源です。暮らしや防災、観光といった様々な視点から水辺に着目し、多くの人が親しめる空間を創出するなど、水辺を向いたまちづくりを進めることで、都市としての魅力を高めます。 そして、この豊かな自然を未来に引き継いでいくために、都心の特性を生かした再生可能エネルギーの導入を促進するなど、港区ならではの環境先進都市を実現してまいります。 地域に寄り添うまちづくりを徹底します。 「港区で魚が買えない」「公園にカフェをつくってほしい」「駐輪場が足りない」など、区民の声を一つ一つ丁寧に聞き取りながら、区民生活に必要な施設を誘導するなど、地域の声が反映されるまちづくりを進めます。 歴史的価値を守るための仕組みづくりに取り組みます。 神宮外苑など、まちづくりには、地域の人たちが大切にしてきた歴史や伝統が守られ、新しいアイデアが形になっていくことが必要です。歴史的価値があるものを守るため、事業者に対し、都市計画段階などできるだけ早い段階での住民説明を求めます。さらには、住民以外の幅広い人々への情報提供や意見を聞く機会を設けることを要請するなど、多くの人から理解や共感を得ることができる、対話をもって調和したまちづくりを進めます。 羽田空港新ルートについては、国に対して早期の固定化回避の実現を要請してまいります。 第五の施策は、DX・区役所改革「頼れる便利なオープン区役所」についてです。 デジタルを活用し、区民本位の、便利で開かれた区役所を目指します。 区民サービスの向上に向け、窓口のDXや組織の効率化を進め、区民が「行かなくてもいい区役所」を実現します。一方で、区役所に来られた方へは、迅速で丁寧な対応を徹底し、来庁者の満足度を高めてまいります。 情報発信の在り方を見直し、伝わる広報を実現します。 子育てや福祉など支援が必要な区民にとって、情報が何もないという状況は本当に不安です。どんなによいサービスでも、区民に届かなければ意味はなく、必要な情報を正しく伝えていかなければなりません。 現在進めている区ホームページのリニューアルを迅速に行うとともに、広報に関する外部人材を一層積極的に取り入れ、区民に伝わる広報へと改革していきます。 私は、東京二十三区では七人目、港区としては初の女性区長となりました。地方行政において、女性のリーダーは少しずつ増えてきています。 港区役所に目を転じますと、女性管理職の割合は二〇%を下回っており、依然として低い水準です。 女性が働きやすく、キャリアアップを望める環境を整えるとともに、女性の視点を積極的に区政に反映させるために、女性管理職及び審議会の女性の割合、いずれも五〇%を目指します。 さらには、若手職員と積極的に意見を交わすとともに、民間企業等との人材交流も推進し、組織を活性化させます。 区民から預かっている大切な公金を適切にマネジメントします。 円安や国際情勢の影響による資源価格の上昇、それらに伴う物価高騰など、国内外の経済状況は目まぐるしく変化しています。 区が保有する約二千億円の基金の在り方を見直し、区の特徴を捉えた政策的投資と資産マネジメント重視を徹底します。 あわせて、区長の任期を三期十二年までとする多選自粛条例の制定と退職金カットの検討を進めるとともに、各事業の費用対効果と進捗管理を徹底的に見直して財源を確保し、未来にバトンをつなぎます。 常に厳正に、されど柔軟に、時に大胆に。港区の強い財政基盤を堅持しながら、計画的で機動的な行財政運営を実行してまいります。 最後に、未来に向けた区政運営の基本姿勢について申し上げます。 超少子高齢化、国際競争力の低下、人手不足など、今後日本は厳しい時代を迎え、その波は港区にも押し寄せます。 私は、このような社会課題に対し世界をリードする強い意志を持って、港区から未来への突破口となるべく挑戦してまいります。 港区は世界中から多くの人の力が集まるまちです。この強みを生かし、「やさしさが響きあい、世界とつながる都市・港区」を実現するために、何よりも重要なことは、区民の声がより反映される区政運営です。「皆さんと一緒に」新しいアイデアを生み出し、明日の港区を創り上げていきます。 私は、「一緒に未来を描く」。これを区政運営の基本に据え、「Co-design the future MINATO City、一緒に一緒に未来を描けるまち港区」をスローガンに、区政を前進させてまいります。 「Co-design」の「Co」には、「一緒に」という意味が込められており、「つながり」を意味するConnection、「協働」のCollaboration、「共創」のCo-creationなど、「人の力」「連携の力」に通ずる言葉です。 私は、一緒に港区の未来を描く第一歩として、区政運営のビジョンである「港区基本構想」をアップデートします。 皆さんの思いがかなえられる、意欲を持って新しい挑戦ができる、子どもたちの未来が明るくなる、生涯を通じて安心して住み続けられる。皆さん一人一人が描くよりよい未来に向けて、世界をリードする港区のビジョンを一緒に創っていきましょう。 私は、「やさしさが響きあい、世界とつながる都市・港区」の実現に向け、区政の先頭に立ち、全力で挑戦してまいります。 区民の皆様、並びに区議会議員の皆様の御理解と御協力を、心からお願いいたします。 これをもちまして、私の施政方針の表明とさせていただきます。 ───────────────────────────

以上にて、本日の日程は全部終了いたしました。 本日の会議は、これをもって散会いたします。 午後一時三十分散会