// 発言者(5名)
// 発言(11件)

ただいまから、食品ロス削減対策特別委員会を開会いたします。 初めに、各委員及び理事者に申し上げます。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、発言内容は簡潔明瞭にしていただき、会議時間の短縮に努めていただきますよう、ご協力をお願いいたします。 それでは、議事に入ります。 付託事項の調査を行います。 当委員会の調査事項は、「食品ロス削減に関する諸問題について、総合的に調査し、対策を検討する。」こととなっております。 本日は、食品ロス削減対策に関する提言書(案)について調査・検討いたします。本件については、前回の本委員会における協議内容を踏まえ、私・委員長において、本提言書(案)を作成し、改めて協議することとしておりました。 初めに、本提言書(案)について、あべ副委員長から説明があります。

それでは、お手元の資料をご覧ください。 食品ロス削減対策に関する提言書(案)でございます。これから内容を読み上げますが、前回の特別委員会で決定した内容から一部修正等をした部分については、都度ご説明いたします。少し長めの説明になりますが、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。 それでは読み上げます。 食品ロス削減対策に関する提言書(案)。 令和5年1月日、墨田区議会食品ロス削減対策特別委員会。 政策提言に当たって。 現在、日本では、年間522万トンもの食品がまだ食べられるにもかかわらず、廃棄されている(令和2年度推計値)。平成30年度は、年間600万トンの食品が廃棄され、1人当たりの年間食品廃棄量が世界で第6位であったことと比較すると減少傾向にはあるものの、依然として大量の食品が有効活用されていない。 こうした現状の下、本委員会では、昨年5月の設置以降、令和元年10月1日に食品ロスの削減の推進に関する法律(令和元年法律第19号)が施行されたこと、本区がSDGs未来都市に採択されたこと、この間の委員会質疑等において各会派から繰り返し食品ロス対策に関する意見等が表明されていること等を踏まえ、区内における食品ロスの課題解決に向け、調査・検討を重ねてまいりました。 そして、本委員会における調査活動の総括として、このたび、本書「食品ロス削減対策に関する提言書」を取りまとめました。 執行機関においては、提言内容及び提言の実施に係る課題・論点を十分にしんしゃくし、今後、食品ロス削減の取組が区民運動として推進されることを視野に入れた事業展開を図ることを要望する。 令和5年1月日、墨田区議会食品ロス削減対策特別委員会。 内容に入ります。 提言1、食品ロス削減推進計画の策定について。 (1)(仮称)墨田区食品ロス削減推進計画を策定すること。 現状の課題・背景。 SDGs未来都市に選定されたことを受けて、区は、食品ロス削減をSDGsに貢献する活動の一つに位置付けているが、政策形成プログラム事業が現時点でまとまっていない、所管ごとに様々な取組に着手している等、全庁的な調整が図られていない。 食品ロスの削減の推進に関する法律第13条第1項では、市区町村食品ロス削減推進計画を策定することが努力義務とされている。区では、最上位計画である墨田区基本計画、墨田区食育推進計画等において、食品ロス削減の取組について触れているものの、同法に基づく食品ロス削減対策に特化した計画は存在していない。 提言の実施に係る課題・論点。 上位計画における食品ロス削減の取組との整合性を図る必要がある。 集めた食材の活用方法については、福祉の観点等に立った連携が必要ではあるが、計画の継続性を担保するためには、フードドライブ、フードパントリー、子ども食堂、地域食堂等の関係団体においても、その意向を踏まえ、一定程度計画に盛り込む必要がある。 提言2、食品ロスの発生抑制に係る取組について。 (1)総括的事項。 ア、食品ロス発生抑制に係る全庁的なスキームを構築すること。 イ、食品ロス削減事業に取り組むNPOや区民団体と連携し、官民一体の取組を推進すること。 (2)消費者選択に関する事項。 ア、マッチングアプリを活用している他自治体を調査し、フードシェアリングの推進に向けた仕組みを構築すること。 (3)教育、普及啓発等に関する事項。 ア、区内の幼稚園、保育園、小・中学校における食育環境の構築等、幼児、児童及び生徒に食品ロス削減に向けた啓発を行い、正しい知識を身に付けられるよう、学校給食や食育の授業等を通じた教育を計画的に実施すること。 イ、消費者及び事業者に対し、ナッジを活用し、食品ロスの削減に向けた行動変容を促す啓発を推進すること。 ウ、区広報紙、区ホームページ等を活用し、食品ロスの発生抑制に向けた周知を強化すること。 (4)家庭における取組の促進に関する事項。 ア、食材の小分け購入、食材の保存方法や料理アプリの紹介、学校給食のレシピの公開等を行うこと。 (5)事業者における取組の促進に関する事項。 ア、スーパーマーケット等における食品ロス削減対策を調査し、成功事例等の情報を発信すること。 イ、食べきり推奨店に対するインセンティブ、梱包資材の配布等の支援策について検討すること。 ウ、食品ロス削減に取り組むNPOや区民団体の活動や創設に対する必要な支援について検討すること。 用語解説として、フードシェアリング、何もしなければ廃棄されてしまう商品を消費者のニーズとマッチングさせることで食品ロスの発生や、無駄を減らすこと。 ナッジ、人々の選択肢を奪うことなく、環境を整えることで、本人や社会にとって望ましい行動をするようにそっと後押しする手法のこと。 現状の課題・背景。 事業系食品ロスを削減するため、事業者から余剰食品に関する質問を受けた場合、フードバンクの紹介等を行っているが、事業者が不要となった食品やその情報を取りまとめ、必要とする家庭、団体等に届ける仕組みが整っていない。 家庭内では、料理の食べ残しのほかにも食材の使い残しなども問題となっている。また、核家族化が進む中で、食材を使い切れないという課題をよく耳にする。 広報紙、ホームページ、イベント等を通じ、食べきり推奨店の紹介、登録募集に力を入れているが、登録数が伸びていない。 小売店の食品ロス発生抑制のためのディスカウント販売の情報が区民にタイムリーに伝わっていない。 学校における食育の目標達成に向け、学校給食を教材として活用する等、更なる食育の推進をするとともに、命をいただくこと、食に関わる人々等への感謝の心を育み、完食につなげる等、食品ロス削減の意識付けをより一層推進する必要がある。 学校給食レシピについては、区ホームページ「学校給食『栄養士のおすすめレシピ』」等で公開されているほか、各種イベントにおけるレシピ紹介等、区による啓発活動が行われているが、学校給食レシピを紹介できる機会をより一層増やしていくための方法等を検討する必要がある。 提言の実施に係る課題・論点。 アプリによるフードシェアリングサービスの導入に際しては、他自治体の導入状況、利用者の性質等に鑑み、事業者選定のための精査をする必要がある。 飲食店の食品ロス削減対策よりも、スーパーマーケットにおける対策の方が徹底しているが、その仕組み等は企業秘密とされている場合があり、情報の共有に課題がある。 なお、提言2については修正点がございますので、ここでご説明いたします。 まず、2ページ、提言2(3)をご覧ください。 アの1点目は、「児童が」を「児童及び生徒」と修正をしたものです。これは、幼・保については「幼児」、小学校については「児童」、中学校については「生徒」というのが法律上の区分けとなっているため、そのように修正しております。 アの2点目は、「啓発や」を「啓発を行い」と修正したものです。 前回の特別委員会では、「食品ロス削減に向けた啓発や正しい知識を身に付けられるような」と決定されましたが、啓発については「身に付ける」ではなく、「行う」で受けることが適切であるため、そのように修正しております。 アの3点目は、「、学校給食や授業等を通じた」を加えたものです。これは、教育委員会事務局からの提案を受けて、修正しております。 イにつきましては、「ナッジ」に米印を付けた上で、3ページの用語解説に追加しております。 ウにつきましても、教育委員会事務局からの提案を受けて、「区広報紙及び区ホームページ」を「区広報紙、区ホームページ等」と修正したものです。これは、周知の手段として、広報紙とホームページに限定するような表現ではなく、ほかの手段も選択する余地を残すため、そのように修正しております。 次に、3ページ、提言2(4)をご覧ください。 提言2(4)につきましては、従前、ア・イの2項目で構成しておりましたが、前回の特別委員会で、アを提言3に移動させることと決定されたことに伴い、従前のイをアに繰り上げております。 なお、移動した旧アにつきましては、提言3(1)ウに反映しております。 次に、4ページをご覧ください。現状の課題・背景の5番目及び6番目に、教育委員会事務局から提案があった案文を記載しております。 提言2に係る修正点は、以上です。 それでは、提言に戻ります。 提言3、未利用食品の有効活用に係る取組について。 (1)総括的事項。 ア、すみだ公民連携デスク等の活用、事業者との連携等により、フードドライブ、フードバンク、フードパントリー等、未利用食品の有効活用に資する活動が円滑に実施されるための仕組みを構築するとともに、当該活動の普及、定着等を図ること。 イ、多くの事業者、区民等に対し、未利用食品の有効活用に資する活動への賛同を促し、継続的な食品の寄附等の協力を募る施策について検討すること。 ウ、各種団体の協力を仰ぎながら、余剰食品(寄贈品)を活用したレシピの提案等を行うこと。 (2)フードドライブに関する事項。 ア、区役所、コミュニティ施設等、区民にとって身近な場所に常設の回収拠点を設置すること。 イ、事業者に対し、常設の回収拠点設置場所の提供等について協力を求めること。 ウ、区民が食品を提供する機会の増加等に資するよう、イベント回収の回数見直し等について検討すること。 エ、回収した食品の移送について、フードパントリーとの連携、NPO等の団体への委託等、適切な措置を講ずるほか、区による移送も視野に入れること。 (3)フードパントリーに関する事項。 ア、食の支援を通じて、生活困窮者対策、コミュニティ形成等の地域社会の課題解決につなげる施策と連携すること。 イ、フードパントリーを実施している事業者に対する食品の移送及び管理に係る適切な支援策について検討すること。 用語解説。 フードドライブ、家庭で余っている食品を集めて、食品を必要としている地域のフードバンク等の生活困窮者支援団体、子ども食堂、福祉施設等に寄附する活動のこと。 フードバンク、食品企業の製造工程で発生する規格外品などを引き取り、福祉施設等へ無料で提供するフードバンクと呼ばれる団体・活動のこと。 フードパントリー、経済的事情等により支援が必要な個人・世帯へ、食品等を提供する支援活動の場のこと。 現状の課題・背景。 すみだ清掃事務所が開催しているイベント型フードドライブは、一定の成果が出ているが、公共施設のみでしか実施されていないため、回収量が増えない。また、年間24回(月平均2回)程度であるため、区民に対して食品ロス削減対策の取組に係る意識を啓発する効果が弱い。 集まった食品を子ども食堂、地域食堂、福祉施設、フードパントリー等へ届ける際の移送手段が確保されていない、寄附される食品の内容や量にばらつきがある等、安定的な運営ができない。 食で繋がるネットワークの会議等を通じて、子どもの支援を行う団体間のネットワークはできつつある一方で、フードパントリーについては、ネットワーク化が図られていない。 フードパントリーを実施している団体は、寄附された食品の管理、保存、移送等に課題を抱えている。 提言の実施に係る課題・論点。 フードドライブマッチングの仕組みづくりが課題である。 食品の提供方法について、区民、区内の団体等に広く募る等の対策を検討する必要がある。 今後、常設のフードドライブの設置、イベント回収の回数増加について検討する際は、同時に、すみだ清掃事務所をはじめとした、区の人員体制の強化についても検討する必要がある。 子育て支援団体のほか、生活に困窮している高齢者、障害者等を支援している団体も含めたネットワーク構築も課題である。 フードパントリーのネットワーク化については、先進事例を参考に、各種関連団体の協力の下、検討を進める必要がある。 事業者の自助努力に頼るだけでなく、フードパントリーの取組を継続、発展させるための具体的な支援策(移送を担うボランティアの育成、運営に係る費用負担軽減等)を検討する必要がある。 食品管理に係る適切な支援策の検討に当たっては、回収した食品がそのまま廃棄される、食品が不足する等の事態が起こらないよう留意するべきである。 なお、提言3につきましては、現状の課題・背景の4番目につきまして、「図れていない」を「図られていない」と修正しております。 提言3に係る修正点は、以上です。 最後に、巻末資料として、令和4年度食品ロス削減対策特別委員会活動概要を添付しておりますので、ご覧おき願います。 説明は、以上でございます。

あべ副委員長ありがとうございました。 それでは、ただいまの説明について、何かご意見はありませんか。
会派を代表してといいますか、そういう感じで、今、副委員長のほうからこの間の経緯について、ご説明をいただきました。ご案内のように最後のくだりで、これまでの経過、5月27日の第1回特別委員会から1月24日の、本日の第7回と、この間には、7月には大阪市、そして石川県の金沢市、さらには、8月にベタニアホームの館長をお招きした研修会と、そういうことで調査をさせていただき、さらに、この委員会に臨むに当たって、効率よく委員会が運営されるように事前の勉強会を、第1回を10月14日、さらには、最終的には今月12日と、計5回を超えるぐらいに精力的に取り組んできたと、そういう感想を持っております。 そういうことから、改めて正副委員長のご労苦、そして事務局は、それぞれの委員の思いをしっかりと受け止めて、そして、今日発表をいただいたような、朗読いただいたような形で取りまとめていただいたご労苦に、また、敬意と感謝を申し上げたいと存じます。さらには、我々委員の思いを一つ一つ慎重に、かつ、的確、適切に受け止めていただいて、提言書の内容に反映をいただいた理事者の皆さんに心から感謝を申し上げたいなと。会派を代表して、この提言書が区民運動に着実につながっていくことをひたすら願いまして、会派の意見とさせていただきます。
非常に長い間、お疲れさまでした。是非、区長をはじめ執行部の皆さんには、この提言書を受け止めて施策に移していただきたいなと思います。また、提言書に書かれていないことも、これからいろいろ出てくると思いますので、その都度、委員会や電話等で指摘させていただきたいと思います。これで一つの形はできましたけれども、終わりではないということで、今後ともどうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。

おはようございます。この1年間、5月にスタートいたしまして、勉強会を含めて12回、様々な形で各委員さんと議論を重ねてきまして、墨田区は、決して食品ロス対策に取り組んでこなかったというわけではなくて、様々な所管が推進していただいていたというふうに思っております。その上で、議会でこうした提言書を、各会派のそれぞれの思いを凝縮して作り上げたというのは、第2ステージに入ってきて、推進計画を含めて、大きくもう一つエンジンを付ける形で、食品ロスを推進していくことになるのかなというふうに思っております。 これから形にしていく執行機関の皆様には、是非とも区民運動、区民に実感のある形で推進を図られますよう心よりお願い申し上げたいというふうに思っております。 また、委員長、副委員長には、様々な形でお取り計らいいただいてこのようにまとめていただきまして大変にありがとうございます。また、事務局のほうも、まとめ上げていただいたことに感謝を申し上げます。特に、個人的には田中邦友委員が、言葉の細部にまでこだわっていただいて、ここまで作り上げたということに関しては、さすが先輩だなという思いをしております。それ以外の委員の皆様にも献身的なご協力に対しまして心より感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

よろしいですか。ここで申し上げることではないかもしれないんですが、田中委員、また各委員の皆様から、本当に今までのその思いを今、お話をいただきました。コロナ禍で、この委員会が最初にどうやっていくのかということで、各部局で取り組んでいただいている課題、そして、今後の方向性を全部出していただきながら、また、視察では、視察先を見つけられなくて、本当に事務局には苦労をしていただきました。 そして行く時になりましたら第7波ということで、これが実行できるのか、本当にそういうところからの船出でありました。今日ここに提言書が、このようにできたということにつきまして、委員の皆様、また、関係者の皆様、そして理事者の皆様、事務局の皆様、本当に積極的に協議、調査・検討をしていただきまして、心から感謝を申し上げます。ここにこういう提言書ができたことは、本当に皆様のおかげだと思っております。 それでは、本提言書については、お手元の案のとおり決定したいと思いますが、いかがでしょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

それではそのように決定いたします。 ただいま決定した提言書については、私・委員長から議長へ提出し、議長から執行機関へ送付していただくよう申入れを行うことといたしますので、ご承知おき願います。 なお、一部字句等に訂正がある場合は、その取扱いを委員長に一任されることを望みます。 ---------------------------------------

次に、次回の委員会の開会日時についてでありますが、3月10日金曜日午後1時から、第2委員会室で開会することといたしたいが、いかがでしょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

それでは、そのように決定いたします。 本日の調査事項は以上でございます。 ほかに何かございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

ほかになければ、以上で食品ロス削減対策特別委員会を閉会いたします。 午前10時24分閉会