令和5年度の案および関連する複数の改正案が審査された。高齢者補聴器助成、住宅リフォーム助成、個人情報保護、読書活動推進、国民健康保険料、介護保険など各種について賛否が分かれる議論が行われた。
- ・高齢者補聴器購入費助成の助成額引き上げについて賛否が分かれた
- ・住宅リフォーム助成案の可否をめぐる議論
- ・個人情報保護法改正に伴う改正への対応
- ・読書活動推進案の必要性と施策の在り方
- ・2023年度国民健康保険料値上げの妥当性
- ・令和5年度一般会計案の各重点施策評価
- ✓令和5年度一般会計案は原案どおり決定、組替え動議は
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// 発言者(16名)
// 発言(172件)
出席、欠席議員数を報告いたします。出席三十二名、欠席なしでございます。 直ちに日程に入ります。 日程第一、議員提出議案第七号、荒川区議会の個人情報の保護に関する条例を議題といたします。 ─────────────── ○ ───────────────
本案については、会議規則第三十八条第三項の規定により提出者の説明並びに委員会の審査を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
本案に対し、質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
本案は原案どおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
日程第二、議員提出議案第四号、荒川区就学援助の実施に関する条例を議題といたします。 ─────────────── ○ ───────────────
〔町田高君登壇〕
本委員会は、議案内容について提出者より説明を受けた後、審査に入りました。 議員提出議案第四号、荒川区就学援助の実施に関する条例につきましては、委員より、現行の援助対象者における除外規定についての区の認識、認定基準額を引き上げた場合の予算規模、入学準備金の金額及び他区の支給状況などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、日本の家庭での子育てに関わる費用の割合は高く、物価高騰が続き、区民の暮らしが厳しい状況の中で、必ずしも現行の基準が暮らしの実態に合っているとは言えず、義務教育費の無償化に近づけるべく、今こそ認定基準の改定を行うべきとして賛成との意見。これに対し、全てを行政が負担するのではなく、多少の保護者の負担も必要である、令和五年四月から、区は、国や都よりも先行して学校給食の無償化を実施することからも、今後も現行制度の中で支援策の充実を要望し反対との意見があり、委員会は採決の結果、起立少数により否決と決定いたしました。 以上、御報告といたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 七番小林行男議員。 〔小林行男君登壇〕
本条例案は、就学援助の認定基準を現在の生活保護基準の一・二倍から一・五倍に引き上げ、利用対象者を広げるものであります。 この十年間で二度にわたる消費税増税や社会保険料の引上げ、子ども手当の整理・縮小、賃金も上がらずなど子育て世代の実質可処分所得は三十万円も減少し、格差と貧困が広がっております。さらに長引く新型コロナウイルスの影響と今般の物価高騰は、食料品、電気、ガスなど生活に欠かせないあらゆる分野で大きな影響を与え、とりわけ家賃や住宅ローン、教育費の負担が重い子育て世代にとっては、暮らしの困難さが増していると思います。 就学援助は、教材・教具、給食、入学準備金、修学旅行費、移動教室費、卒業アルバム代などをカバーしています。生活保護基準の一・二倍という生活保護利用世帯と生活費の差は月に四万五千円程度であり、援助が受けられなければ、実際の生活は生活保護基準同等かそれ以下になる場合も考えられます。決して十分な基準だとは言えません。 また、家計の大変さから、共働き、ダブルワークなど額面の収入が増え、所得オーバーの家庭が増えて、認定率が下がっております。一・五倍になれば、認定所得が年間約八十万円引き上がることから、一定の方の利用が可能になるのであります。 二十三区では、一・二倍を超える基準の区は、新年度引き上げる杉並区をはじめ七区、多子世帯やひとり親世帯に要件緩和をしている区もございます。 委員会の討論では、子育ては大変だと思うが、全て国や自治体に頼るのはいかがなものかとの御意見で反対をされましたが、新年度実施される学校給食の無償化は、子育て支援策として大切な施策であります。 そもそも義務教育無償化は、憲法の要請です。子育て世代の生活の実態に即して認定基準を引き上げることが求められていることを申し上げて、賛成討論といたします。
本案に対する委員長報告は否決でありますので、原案について採決いたします。 本案は原案どおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
日程第三、議員提出議案第五号、荒川区高齢者補聴器購入費助成に関する条例を議題といたします。 ─────────────── ○ ───────────────
〔保坂正仁君登壇〕
本委員会は、付託を受けた議案について議案提出者より説明を受けた後、審査に入りました。 議員提出議案第五号、荒川区高齢者補聴器購入費助成に関する条例につきましては、委員より、他区の補聴器購入費助成事業の実施状況、他区で現物支給している補聴器の性能と価格、荒川区の助成事業の申請件数と請求実績などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、現状の補聴器購入費助成事業では自己負担額が大きいため、助成額の見直しと既に助成を受けた方に差額を支給すべきであり、賛成との意見。これに対し、区の事業は他区と比べて平均的な助成額であり、かつ所得要件も広げ、多くの方に助成できる、また、過年度に助成を受けた方への追加請求は、混乱や事務負担の増加が懸念されるため反対との意見があり、委員会は採決の結果、起立少数により否決と決定いたしました。 以上、御報告といたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 九番斉藤邦子議員。 〔斉藤邦子君登壇〕
本条例案は、高齢者補聴器購入の助成額を二万五千円から五万円に引き上げるものです。 現在、助成を受けた方の補聴器購入費は平均二十万円、助成額は費用の一割程度です。これでは購入をちゅうちょする方が出るのは目に見えています。荒川区は、申請書を持っていっても助成を申し込まなかった方の調査を行うようですが、きっと補助額の低さが理由の一つに挙がってくるのではないかと思います。 高齢者の二人に一人は難聴であると推計されており、高齢化が進む中で、聞こえの支援は極めて重要な課題となっています。難聴は生活の質の低下につながり、認知症のリスクを高めることも明らかになっています。尊厳ある生活を送れるようにするために、聞こえの支援の充実は大変重要です。 東京都は、助成額の二分の一を補助していますので、助成額を倍にしても、荒川区の財政負担は、もし二百件で五百万円、倍来たとしても一千万円程度ですので、財政的には十分できます。 委員会では、始まったばかりだからという御意見もありましたが、始まったばかりだからこそ、早く増額して、これまでの申請者にも差額を出すことを提案しています。 会計年度を越えた訴求適用についての御心配があるかもしれませんが、法制執務支援を行っている会社のQ&Aでは、「租税等の国民に不利益な定めを訴求することはできませんが、相手方に利益をもたらす規定については、場合により執行日前後の状態の公平な扱い等の見地からも、遡及適用は必要に応じて許されるものと思います。会計年度を越える訴求適用ができないとまでは考えられませんので、自治体の判断次第であると思います。具体的な実情に即して個別具体的な判断が必要であろうかと考えます。」と書かれています。 区民の利益になることについては、積極的に進めることが適当と改めて申し上げて、賛成討論といたします。
本案に対する委員長報告は否決でありますので、原案について採決をいたします。 本案は原案どおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
日程第四、議員提出議案第六号、荒川区住宅リフォームの促進及び区内施工業者仕事づくり条例を議題といたします。 ─────────────── ○ ───────────────
〔明戸真弓美君登壇〕
委員会では、議案提出者から議案内容について説明を受けた後、審査に入りました。 審査に当たっては、委員より、住宅リフォームに関する助成の現状、木造住宅密集地域の改善を進める取組に影響する可能性に対する認識、既存の助成事業との併用、住宅リフォームに関する区の認識などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、区内事業者への助成は経済波及効果があり、また、地域の建設業を育成することは、災害時のインフラ整備や建物の強靱化等に資するものであるとして賛成との意見。これに対し、区では既に区内事業者の受注機会の拡大に配慮しており、また、古く危険な住宅の寿命を延ばしてしまう可能性があることや、限られた財源は木造住宅密集地域の改善の事業に使うべきとして反対との意見。本条例が対象としているリフォームの中に税を投入して助成することに疑問がある項目があるため反対との意見があり、委員会は採決の結果、起立少数により否決と決定いたしました。 以上、御報告といたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 八番横山幸次議員。 〔横山幸次君登壇〕
本条例は、区内事業者を使った住宅リフォーム工事に対して、消費税増税の下で二〇二三年度の一年限りのサンセット事業として、十万円以上のリフォーム工事に対し工事金額の五分の一、上限四十万円まで助成することで、区民の住環境の整備と区内中小事業者の受注機会を拡大し、区内経済の活性化を図るものであります。 この条例の第一の目的は、区内建設関連事業者の仕事起こしと事業者の育成にあります。区内建設業者、また従業員の方は、事業所、従業員とも減少傾向のままであります。災害に対して事前防災から応急対策、そして復興など専門的な技術を持ち、機材も持っている区内にある身近な建設業者の不足がやはり問題になってくると思います。住宅リフォーム助成による仕事起こしが区内建設事業者の育成や災害時の対応の強化にもつながると考えます。 もう一つは、区内経済活性化に寄与する事業だということです。これまでの全国の取組では、工事金額がおおよそ補助金額の四倍以上、経済波及効果が十倍以上といった検証も行われております。本条例では四千万円の予算を想定しておりますが、区内事業者に二億円近い工事、さらに経済波及効果として、二次、三次も含めて二十億円規模、十倍前後の経済効果も期待されると予想されます。 一つの例として、区の製造業への設備投資補助実績を見ますと、昨年度補助金額が約七千二百万円に対して、補助対象発注額は三億一千八百万円で四倍以上、恐らく二次、三次の経済波及効果を測定すれば、さらに大きな経済効果が見込まれる、実際に起こっていると考えます。 最後に、住環境整備と住宅耐震化にもつながるという点です。区は、住宅リフォーム助成を行うと古い住宅が残るなどと言って拒否をしてまいりました。しかし、自治体として、区民がより快適な住環境で暮らすことにも関心を持つべきだと私は思います。快適な住環境と建物の耐震化はやはり一体のものであると考えます。 区は、エコ助成を実施していますが、これもエコとともに、住環境改善にも資するものである施策だと思います。まず一般のリフォーム工事を入り口にして、耐震工事につなげることも考えられ、そのきっかけになると私たちは考えます。あらゆる機会を捉えて耐震改修につなげる、そして区内事業者への支援にもつながり、災害対応への強化、そして地域経済活性化の一助にもなる、一石二鳥にも三鳥にもなる施策であります。 以上申し上げ、議員各位の御賛同をお願いいたしまして、賛成の討論といたします。
本案に対する委員長報告は否決でありますので、原案について採決いたします。 本案は原案どおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
日程第五、議案第五十一号、荒川区個人情報の保護に関する法律施行条例、日程第六、議案第五十四号、荒川区情報公開条例の一部を改正する条例、日程第七、議案第五十五号、荒川区個人情報保護運営審議会条例等の一部を改正する条例、日程第八、議案第六十三号、令和四年度荒川区一般会計補正予算(第六回)、以上四件を一括議題といたします。 ─────────────── ○ ───────────────
〔小島和男君登壇〕
本委員会は、付託を受けた議案について理事者より説明を受けた後、順次審査に入りました。 初めに、議案第五十一号、荒川区個人情報の保護に関する法律施行条例、議案第五十四号、荒川区情報公開条例の一部を改正する条例、議案第五十五号、荒川区個人情報保護運営審議会条例等の一部を改正する条例、以上三件につきましては、同種関連があるとして一括して審査に入りました。 審査に当たっては、委員より、個人情報保護法改正の趣旨及び変更点、区における個人情報ファイル簿及び個人情報業務登録簿の管理、運用方針、違反した場合の罰則規定の有無、区民に対する条例改正の周知方法、防犯カメラの個人情報の扱い、区における個人情報開示決定までのプロセスなどについて質疑がありました。 その後、討論に入り、まず議案第五十一号については、国において改正された個人情報保護法は、区民の個人情報を保護するという点において不十分であるため、本条例案に反対。これに対し、新条例制定後も個人情報を適正に管理するよう要望し賛成。区民の個人情報を守ることについて引き続き努力するよう要望し賛成。これまでと同様、区として区民の個人情報の保護が適正に図られ、さらに法により罰則規定もあることから賛成との意見があり、委員会は採決の結果、原案どおり決定いたしました。 次に、議案第五十四号については、特に意見等はなく、委員会は原案どおり決定いたしました。 次に、議案第五十五号については、個人情報保護については、国の個人情報保護委員会に一元化され、自治体への指導、勧告が可能とされていることから反対との意見があり、委員会は採決の結果、原案どおり決定いたしました。 次に、議案第六十三号、令和四年度荒川区一般会計補正予算(第六回)につきまして、委員より、旧南千住浄水場用地の取得計画及び整備方法、旧南千住浄水場建物への不法侵入対策、補助三百三十一号線開通後の動線の変化、指定管理施設への光熱水費支援に対する区の認識、公園の暫定整備に対する区の認識などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、指定管理施設に対する光熱水費の補助や都市計画道路及び公園用地の取得費は、区に必要な予算であるため賛成との意見があり、委員会は原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
議案第五十一号、荒川区個人情報の保護に関する法律施行条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 五番相馬ゆうこ議員。 〔相馬ゆうこ君登壇〕
本条例は、国の個人情報の保護に関する法律改正に伴い、区が定めた荒川区個人情報保護条例を廃止し、国の法律を施行する条例を新たに定めるものです。 個人情報保護に関して、これまでも法律はあったものの、オンライン結合の制限など、自治体がより手厚い保護の内容を独自に定める例が多くありました。 政府はデータの利活用を進める上で、このような制限が情報の流通や連携の支障となると捉え、自治体の個人情報保護を国と同じレベルとする改正を行いました。国と自治体の個人情報保護制度が一元化され、自治体にとっては、制度の緩和にほかなりません。 荒川区の個人情報保護条例も、本人からの直接収集を原則とするなど、法律よりも一部手厚い内容で条例を定め、運用されております。しかし、新たな法律施行条例では、そうした記述はなく、法律では「偽りその他不正の手段により取得してはならない」とされるのみです。 委員会質疑では、ほかの規定でカバーされるとの答弁でしたが、プライバシー権の後退となる懸念は晴れません。 また、改正法では、自治体が保有する個人情報を個人情報ファイル簿として作成、公表することが義務づけられています。これによりどの自治体がどんな個人情報を持っているのか民間事業者等が確認できることとなり、さらに匿名加工情報を提供する仕組みも定められています。 区は当面、匿名加工情報の取扱いは行わないとしておりますが、自治体が保有する個人情報をビッグデータとして放出、流通させる仕組みの中で、今後国からの求めがあった場合、拒否することができるのでしょうか。 制度の緩和ではなく、自己情報コントロール権の確保、形式的でない本人同意の方法、忘れられる権利、プロファイリング規定など、挙げられた課題に対する本気の解決が何より求められていると思います。 また、個人情報を守るための審議を行う国の個人情報保護委員会が、利活用の円滑化のために自治体に助言、指導、勧告できるとされたことは、本末転倒とも言えるものです。 区の個人情報保護運営審議会への諮問は、個人情報の適正な取扱いを確保するために特に必要であると認められるときに限定され、これまでより扱う範囲が狭くなります。 所管の皆さんができる限り現在と同程度となるよう考えられたことは重要であると思いますが、改正の趣旨を考えれば容認できず、議案第五十五号、荒川区個人情報保護運営審議会条例等の一部を改正する条例についても反対とすることを申し上げておきます。 本来、個人に関する情報は、本人以外にむやみに知られることのないようにすべきものです。個人情報は個人の人格尊重の理念の下に慎重に取り扱われるべきものであり、プライバシーを守る権利は憲法が保障する基本的人権です。個人情報の保護については、個人の権利を明確にし、プライバシー権を拡充することこそが必要です。 荒川区独自の個人情報保護条例を廃止し、国と自治体の個人情報保護制度を一元化することは、地方自治を後退させるものであると重ねて申し上げ、討論を終わります。
本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 委員長報告に賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
議案第五十四号、荒川区情報公開条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第五十四号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議案第五十五号、荒川区個人情報保護運営審議会条例等の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第五十五号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議あり」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長報告に賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
議案第六十三号、令和四年度荒川区一般会計補正予算(第六回)について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第六十三号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
日程第九、議案第五十二号、荒川区豊かな心を育む読書のまちづくり条例、日程第十、議案第五十六号、荒川区保育の必要性の認定基準等に関する条例の一部を改正する条例、日程第十一、議案第五十七号、荒川区立保育所保育料に関する条例の一部を改正する条例、日程第十二、議案第七十号、荒川区児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例、日程第十三、議案第七十一号、荒川区学童クラブの設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例、日程第十四、議案第七十二号、荒川区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例、日程第十五、議案第七十三号、荒川区特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例、日程第十六、議案第七十四号、荒川区認定こども園の認定要件に関する条例の一部を改正する条例、日程第十七、議案第七十五号、荒川区幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例、以上九件を一括議題といたします。 ─────────────── ○ ───────────────
〔町田高君登壇〕
本委員会は、付託を受けた議案について、それぞれ理事者より説明を受けた後、順次審査に入りました。 初めに、議案第五十二号、荒川区豊かな心を育む読書のまちづくり条例について、委員より、(仮称)読書パートナー制度の概要、読書を愛するまちあらかわ宣言から条例化する必要性、教育委員会の会議における本条例案に関する議論の経過、他自治体の読書に関する条例の制定状況、読書活動と学校教育の関連性、読書を愛するまちあらかわ宣言の下での取組の継続性などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、読書という個人の営みを区民などの役割において努力義務として記載するにはなじまず、読書を愛するまちあらかわ宣言の下、引き続き読書に親しむ環境整備に専念することを求めて、本条例案には反対との意見。これに対し、読書に関する施策に力を入れてきた区の取組をさらに未来にわたって継続発展させる条例である。読書を通じて、区と区民が発展していくことが重要であり、これを要望して賛成との意見。区民等の役割には強制や罰則がないものと認識している。読書をよりまちづくりに発展させていく条例案であるため賛成との意見があり、委員会は採決の結果、原案どおり決定いたしました。 続いて、議案第五十六号、荒川区保育の必要性の認定基準等に関する条例の一部を改正する条例、議案第五十七号、荒川区立保育所保育料に関する条例の一部を改正する条例、以上二件につきましては、同種関連があるとして一括して審査を行いました。 審査に当たっては、特に質疑等なく、その後、一件ずつ討論に入りましたが、特に意見等なく、委員会は議案第五十六号及び議案五十七号共に原案どおり決定いたしました。 続いて、議案第七十号、荒川区児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例、議案第七十一号、荒川区学童クラブの設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例、議案第七十二号、荒川区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例、議案第七十三号、荒川区特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例、議案第七十四号、荒川区認定こども園の認定要件に関する条例の一部を改正する条例、議案第七十五号、荒川区幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例、以上六件につきましては、同種関連があるとして一括して審査を行いました。 審査に当たっては、委員より、懲戒権の規定の削除に伴う体罰に対する区の考え方、安全計画及び業務継続計画の策定に関する支援、園児送迎バス等の利用状況とその安全対策などについて質疑がありました。 その後、一件ずつ討論に入り、条例の懲戒権に関わる規定が削除されることは歓迎であり、体罰、虐待は絶対に許さないということを現場でも徹底することを求める。また、ほかの社会福祉施設を併設するときの設備、職員、基準の改正については反対であるが、懲戒権の削除、送迎バス等での児童の置き去り防止策、業務継続計画の策定などが盛り込まれていることから、同種関連である議案第七十号から議案第七十五号まで全て賛成との意見。送迎バス等で児童の安全対策は必須であり、今後とも施設を利用する児童の安全対策は重要であると考える。また、施設ごとの業務継続計画及び安全計画の策定については、区からの支援を要望し、議案第七十号から議案第七十五号まで賛成との意見。子どもの安全を守るのは区行政の使命であるため、いずれの条例改正も賛成である。業務継続計画策定については、区民の安全・安心を守る上で極めて重要であるため、区としても最大限の支援を求める。また、障がいを持つ児童との交流は、思いやりのある心の育成のために重要な視点である。以上のような理由から、議案第七十号から議案第七十五号まで賛成との意見があり、委員会は一件ずつ討論を確認し、議案第七十号から議案第七十五号までについて、原案どおり決定いたしました。 以上、御報告とさせていただきます。
議案第五十二号、荒川区豊かな心を育む読書のまちづくり条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 六番北村綾子議員。 〔北村綾子君登壇〕
本条例案は、読書活動についての基本理念、区の責務並びに区民など及び事業者の役割、読書活動に関する取組の基本的事項が定められています。 読書が個人の営み、内面的なもので、誰かに強要されるものではありません。この点において、区民や事業者に対し、読書を努力義務とする本条例案には賛成できません。 委員会質疑の中で、区は、条例には努力義務と書かれているが、決して読書を強制するものではないと繰り返し答弁いたしました。説明をしなくては区の本意を区民に伝えられないのであれば、そもそも条例にはなじまないのではないでしょうか。 日本共産党荒川区議会議員団は、これまでもこれからも区民が読書できる環境を整えていくことについてはもちろん大賛成です。荒川区はこれまで図書館の充実をはじめ、区内事業者協力の下で、街なか図書館の設置、柳田邦男絵本大賞など読書活動の推進のための事業拡充など、様々な読書関連施策が行われてきました。二〇二〇年には、読書を愛するまちあらかわ宣言がされ宣言の認知度も高まっていると、委員会での報告もありました。 担当部署はもちろん、全庁的に努力されていると思います。しかし、残念ながら、荒川区の一部の学校には静かに読書できる場所がない、区内書店の減少など問題を抱えていることも事実です。 事前に行われたアンケートでは、仕事や育児、介護で忙しくて、読書をする時間が確保できないという声が多く寄せられたと報告がありました。ゆいの森では一時預かりを行い、育児で忙しい保護者の方々の読書をサポートしています。こういった支援をさらに充実させるべきではないでしょうか。 また、図書館司書の重要性を区は認めつつも、非正規、会計年度任用職員とし続けているところも問題です。 荒川区がすべきことは、区民が読書に親しむ環境を整備することです。区民や事業者に対し、読書を努力義務とするべきではないと申し上げ、本条例案に反対の討論といたします。
本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 委員長報告に賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
議案第五十六号、荒川区保育の必要性の認定基準等に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第五十六号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議案第五十七号、荒川区立保育所保育料に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第五十七号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議案第七十号、荒川区児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第七十号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議案第七十一号、荒川区学童クラブの設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第七十一号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議案第七十二号、荒川区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第七十二号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議案第七十三号、荒川区特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第七十三号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議案第七十四号、荒川区認定こども園の認定要件に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第七十四号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議案第七十五号、荒川区幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第七十五号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
日程第十八、議案第五十八号、荒川区立心身障害者福祉センター条例の一部を改正する条例、日程第十九、議案第五十九号、荒川区高額療養費支払費用貸付条例を廃止する条例、日程第二十、議案第六十号、荒川区国民健康保険出産費資金貸付条例を廃止する条例、日程第二十一、議案第六十一号、荒川区印鑑条例の一部を改正する条例、日程第二十二、議案第六十二号、荒川区区民ひろば館条例の一部を改正する条例、日程第二十三、議案第七十六号、荒川区指定障害児通所支援の事業等の人員、設備、運営等の基準に関する条例の一部を改正する条例、日程第二十四、議案第七十七号、荒川区指定障害児入所施設の人員、設備、運営等の基準に関する条例の一部を改正する条例、日程第二十五、議案第七十九号、荒川区国民健康保険条例の一部を改正する条例、以上八件を一括議題といたします。 ─────────────── ○ ───────────────
〔保坂正仁君登壇〕
本委員会は、付託を受けた議案について理事者より説明を受けた後、順次審査に入りました。 初めに、議案第五十八号、荒川区立心身障害者福祉センター条例の一部を改正する条例につきましては、委員より、各種サービスの使用料、民間事業者のサービス充実に対する区の認識などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、区として必要な支援ができるように、民間事業者の掌握をしつつ、職員の研修や十分なサービスが提供できる体制づくりを要望し賛成との意見があり、委員会は原案どおり決定をいたしました。 続いて、議案第五十九号、荒川区高額療養費支払費用貸付条例を廃止する条例につきましては、特に質疑、意見等なく、委員会は原案どおり決定をいたしました。 続いて、議案第六十号、荒川区国民健康保険出産費資金貸付条例を廃止する条例につきましては、委員より、現在の出産育児一時金の支給額と実際に病院に支払う平均額などについて質疑がありました。 その後、討論に入りましたが、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 続いて、議案第七十六号、荒川区指定障害児通所支援の事業等の人員、設備、運営等の基準に関する条例の一部を改正する条例、議案第七十七号、荒川区指定障害児入所施設の人員、設備、運営等の基準に関する条例の一部を改正する条例、以上二件につきましては、同種関連があるため、一括して理事者より説明を受けた後、審査に入りました。 審査に当たっては、委員より、民法に追加された監護及び教育に関する規定に対する区の認識、指定障害児施設における人的体制に対する区の認識などについて質疑がありました。 その後、一件ずつ討論に入りましたが、議案第七十六号及び議案第七十七号について、それぞれ特に意見等なく、委員会はいずれも原案どおり決定をいたしました。 続いて、議案第六十一号、荒川区印鑑条例の一部を改正する条例につきましては、委員より、区役所における証明書交付端末の設置、区民事務所における住民票及び印鑑登録証明書の交付方法、住民票及び印鑑登録証明書の窓口交付とコンビニ交付の実績、コンビニ交付及びマイナンバー制度の事業費、マイナンバーカードの電子証明書の有効期限に関する周知などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、個人情報漏えいの危険性があり、今後のシステム改修等に税金が投入されるマイナンバー制度と一体となった本条例改正には反対との意見があり、委員会は採決の結果、原案どおり決定をいたしました。 続いて、議案第六十二号、荒川区区民ひろば館条例の一部を改正する条例につきましては、委員より、町会の新たな会議場所の確保、施設、設備の適切な維持管理などについて質疑がありました。 その後、討論に入りましたが、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定をいたしました。 続いて、議案第七十九号、荒川区国民健康保険条例の一部を改正する条例につきましては、委員より、新型コロナウイルス感染症による医療費の増加に対する区の認識、一般財源の法定外繰入れを毎年行う本制度の継続に対する区の認識、出産一時金の増額に関わる財源、負担総額を全て保険料で賄う場合の一人当たりの保険料、国と東京都の公費負担、国民健康保険制度の構造的な矛盾に対する区の認識などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、国民健康保険制度は構造的な問題を抱えており、様々な要因により相当額の国庫負担が必要になることは、制度開始時から議論されており、現在はより深刻な状況であるため反対との意見。 これに対し、本来、国や東京都が公費負担すべきであり、高額な負担に苦しむ区民の実情を国や東京都が掌握し、制度が改善されることを要望し賛成との意見。医療費や薬剤費が増加しやすい現在の構造に伴い、保険料も増加し続けるため、国が制度を見直すことが必要である。本条例案は、特別区長会の合意の下で提出されているため賛成との意見があり、委員会は、採決の結果、原案どおり決定いたしました。 以上、御報告とさせていただきます。
議案第五十八号、荒川区立心身障害者福祉センター条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第五十八号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議案第五十九号、荒川区高額療養費支払費用貸付条例を廃止する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第五十九号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議案第六十号、荒川区国民健康保険出産費資金貸付条例を廃止する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第六十号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議案第六十一号、荒川区印鑑条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第六十一号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議あり」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長報告に賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
議案第六十二号、荒川区区民ひろば館条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第六十二号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議案第七十六号、荒川区指定障害児通所支援の事業等の人員、設備、運営等の基準に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第七十六号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議案第七十七号、荒川区指定障害児入所施設の人員、設備、運営等の基準に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第七十七号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議案第七十九号、荒川区国民健康保険条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 九番斉藤邦子議員。 〔斉藤邦子君登壇〕
改定の内容は、医療及び後期高齢者支援金の保険料率を所得割で〇・一五、均等割額で四千八百円引き上げ、一人当たりの年間保険料は平均十四万三千三百六十三円となり、前年度比でこれまでの最高一万一千五百五十円の値上げです。 委員会審査の中で、自民党や公明党の委員からも、高過ぎる保険料への対策が必要、頭数が増えると保険料が高くなるのはおかしいなどの御意見が出されました。全くそのとおりだと思います。 厚生労働省二〇二一年度国保実態調査によると、加入者規模一万人以上五万人未満の職業別割合は、年金等無職四四・九パーセント、自営業一六・七パーセント、被用者、社保に入れない非正規雇用が三一・六パーセントとなっています。荒川区も厚生労働省の調査とほぼ一致すると考えられます。 荒川区の国民健康保険加入者の約七割が所得百万円以下、六十歳以上が四割以上、低所得者や高齢者が多い国民健康保険で医療給付分、後期高齢者支援金など医療に必要な額は保険料で集めるという制度設計は間違っていますし、破綻します。 提出された二〇二三年度の収入別・世帯別保険料試算表をぜひ見てください。旧ただし書所得百万円、控除は基礎控除のみの世帯で保険料は年金受給者ひとり世帯で十五万六千円、所得の一六パーセント、給与所得者六十五歳未満三人世帯で二十六万七百二十円、所得の二六パーセントも取られるのです。命と健康を守るための医療保険でこんな高い保険料が設定されていいのでしょうか。 荒川区被保険者は約四万五千人です。全国民が公的医療保険に加入し、必要な医療は保険で給付する国民皆保険制度を支える根幹がこの国民健康保険です。健全運営には国庫負担が必要です。 二〇一八年度から国保都道府県化によって保険者は東京都ですから、二〇二一年度東京都国民健康保険事業会計決算の概要を見ると、国庫負担は歳入の二八・八パーセントです。全国知事会を筆頭に地方団体が国庫負担の増額を一貫して要望していますが、国の財政補償なくして、高過ぎる国保料問題の解決はありません。 また、国は自治体の一般財源からの国保会計への繰入れを削減することを強要していることが値上げの要因になっています。 名古屋市では、独自の所得控除と均等割減額制度があり、多人数、ひとり親、障がい者世帯の保険料を低く抑えています。荒川区ひとり親医療費助成を受けている世帯の半数は国民健康保険だそうです。国保財政を握っている保険者東京都は、保険料徴収事務は市区町村にお任せというだけでなく、都としても一般財源を出して軽減対策に責任を果たすべきだと考えます。 自民党も公明党も大幅値上げの区民への影響を心配されていましたが、採決のときには、国や都の財政支出を求めながらも、決まったことなので仕方がない、値上げに賛成をいたしました。とても残念です。荒川区議会で国保値上げ条例否決となれば、大きなインパクトがあるはず。全都で否決が出てくれば、国や東京都も動かざるを得ないのではないでしょうか。今、それくらいの決断を示さないと、国民健康保険制度の根幹を変えることはできない。 荒川区も区議会も、区民とともに、国民健康保険の国庫負担を拡大し、保険料の値下げをの大運動を起こそうではありませんか。そのことも呼びかけて、反対討論といたします。
本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 委員長報告に賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
日程第二十六、議案第五十三号、荒川区地球温暖化対策推進条例、日程第二十七、議案第七十八号、荒川区手数料条例の一部を改正する条例、以上二件を一括議題といたします。 ─────────────── ○ ───────────────
〔明戸真弓美君登壇〕
本委員会は、付託を受けた議案について理事者より説明を受けた後、順次審査に入りました。 初めに、議案第五十三号、荒川区地球温暖化対策推進条例につきまして、委員より、区内最大事業者である区がどう取り組むか、子どもたちへの周知の方法、事業ごとの温室効果ガスの排出量の把握、脱炭素、脱温暖化の本質を踏まえた条例案の検討、緑化を進めた際の樹木の管理方法などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、温室効果ガスの排出が地球温暖化につながるという考えには疑義を持たざるを得ない状況で、区、区民、事業者の責務を定めることは様々な選択をゆがめることにつながるため反対。これに対し、区の全ての事業者について削減目標を持つこと、また、地球温暖化対策協議会の議論の見える化や、親しみやすいワークショップにより区民参加を促すことを強く求め賛成。本条例案には、区、区民、事業者の責務が記載されているが、取組の進捗状況が見えにくい部分がある。分かりやすい普及啓発を要望し賛成との意見があり、委員会は採決の結果、原案どおり決定いたしました。 次に、議案第七十八号、荒川区手数料条例の一部を改正する条例につきまして、委員より、本条例に定める認定を受けるメリット、区内で認定基準を満たしている住宅の数などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、この制度改正を機会に、建物の長寿命化への支援と制度の周知を進めることを求め賛成との意見があり、委員会は原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
議案第五十三号、荒川区地球温暖化対策推進条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第五十三号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議あり」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長報告に賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
議案第七十八号、荒川区手数料条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第七十八号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
日程第二十八、議案第六十四号、令和五年度荒川区一般会計予算を議題といたします。 ─────────────── ○ ───────────────
〔茂木弘君登壇〕
本委員会は、全員出席によりまして行われました委員会でございますので、内容は簡単に御報告をさせていただきます。 本委員会は、最初に付託を受けました議案第六十四号、令和五年度荒川区一般会計予算についての審査を行いました。 総括質疑では、十名の委員より多岐にわたる質疑がありました。その後、各款ごとに延べ八日間にわたって詳細に審査を行いました。 続いて、各款ごとに歳出に関する詳細な質疑を行った後、歳入、債務負担行為、特別区債、一時借入金、歳出予算の流用について審査を行いました。 その後、横山委員外五名から提出された予算の組替えを求める動議について提案内容の説明を受け、審査を行いました。 その後、討論に入り、各会派から賛成、反対の討論があり、予算の組替えを求める動議については、委員会は採決の結果、起立少数により否決と決定いたしました。 また、本案については、委員会は採決の結果、原案どおり決定することといたしました。 以上、御報告といたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。 十番小島和男議員。 〔小島和男君登壇〕
これまで経験したことのない新型コロナウイルス感染拡大の収束が見えないまま、政府は五類に引き下げ、公費負担の縮小を行うとしています。これで命が守れるのか、大きな疑念が広がっています。 加えて、賃金、年金は上がらない中で、異常な物価、エネルギーの高騰が区民の暮らしと営業を直撃し、格差と貧困がますます拡大しています。 荒川区の新年度予算案は千百三十三億円、前年度比五・八パーセント増と、過去最大規模の大型予算となっています。子ども医療費十八歳までの無料化、区独自の学校給食無償化、ジェンダー平等での一定の前進は評価します。しかし、日本共産党区議団は、暮らし応援やまちづくり、コロナ禍で求められた公共の再生など、福祉の増進という地方自治体の本旨に照らして容認できない予算であると考えます。 第一は、区民の暮らしと営業への支援が不十分であることです。コロナ禍で高齢者の暮らしは極めて厳しい状況に置かれています。年金の削減が続き、生活を切り詰めることも難しい状態に置かれています。 また、長期の感染拡大は、高齢者の社会的孤立や人との接触がなくなるなどによる認知機能の低下、フレイルの増加など、現実問題となっています。また、生活困窮も進み、生活福祉資金の返済も始まります。この問題に正面から向き合うことが求められています。 高齢者の暮らし支援に思い切った施策が必要なのですが、重点施策中、高齢者福祉の充実事業は三事業、七百万円にしかすぎません。介護保険制度で対応できない高齢者の生活を支援する区独自の福祉サービスも緊急課題です。 また、福祉は人です。地域包括支援センターや高齢者福祉課のケースワーカーなどの増員も必要です。こうした分野への施策が見えません。 また、区内経済の礎である中小企業者の事業継続の直接支援は、今回もありません。せめて住宅リフォーム助成制度や事業継続のための給付事業なども検討すべきでした。 また、子育て支援では、中間所得層への支援が欠如しています。区民生活の全分野で暮らし応援が不十分と言わざるを得ません。 第二に、まちづくりについてであります。西日暮里駅前、三河島駅前北地区再開発に七億五千万円余の税金を投入し、計画を推進する予算となっています。しかも、二つの駅前大規模再開発で千七百六十戸のマンション建設などに四百億円もの税金投入は容認できません。 区内に、高齢者をはじめ多くの住宅困窮者が存在し、都営住宅も高倍率、区営住宅の登録でさえ十倍という難関です。こうした区民を置き去りにして、貴重な区有地を種地にして、高額のタワーマンション建設に巨額の税金を使う、こうした市街地再開発は根本から間違っています。 高齢者、ひとり親世帯など、住宅困窮者への家賃助成こそ最優先すべき課題ではありませんか。住宅は福祉の立場から施策を考えるべきです。 この問題では、新たにコカ・コーラ跡地にマンション建設が計画され、小中学校、保育園など必要な施設整備が間に合わなくなることも強く懸念されます。 これまでのマンション建設主体の再開発を優先した結果、学校の社会インフラが後回しとなり、峡田小に新校舎を建設する事態となりました。まちづくりの在り方が問われています。 また、町屋さくらの廃止から一年経過、代替交通の見通しもなく、従前の利用者は置き去りにされているのです。区は、区内交通不便地域はないとして、実態調査もしない、コミュニティバスに税金投入しないなどに固執しています。実態さえつかもうとしない姿勢は、行政として決して許されません。 第三に、区立幼稚園廃園や公設公営の保育園、ひろば館などの民営化路線をそのまま続けることは容認できません。区立幼稚園五園廃止方針は、幼稚園教育、保育の充実を求める保護者などの声に背を向ける姿勢であり、今からでも見直すべきです。 今、大事なことは、区立幼稚園の一クラスの人数を三十五人から十人、二十人に減らして、区立、私立共に幼稚園を充実させるための支援です。 また、全国で私立認可保育園、特に株式会社が経営する保育園での虐待や保育の質を巡る問題が社会問題になっています。こうした中、全額税金と保育料で賄われている各保育園の運営費を子どものためではなく、本部の経費に流用し、他の自治体での事業拡大の原資にしている事例が荒川区でも三年間だけで五億五千万円となっています。こうした本部費用に流用している法人が運営する保育園と人件費比率の低い保育園が一致しているようであります。 こうした問題について、日本共産党荒川区議会議員団は、一貫して問題を追及、保育の質を確保するために、指導監査の強化を求め、区も対応されてきました。しかし、問題は、保育や児童福祉に精通し、現場経験もある職員がいなければ、指導監査もできません。しかも、児童相談所も開設している中で、保育の専門家はまだ足りません。それでも、区の公設公営の保育園を従来どおり八園に縮小する計画をそのまま続けることは容認できません。 この問題は、区立幼稚園五園を廃園することにも共通する問題です。加えて、直営の児童事業を行うひろば館もあと二館です。もう職員人件費をコストと見る考え方を改め、区民の財産としての職員という見方に変えるときではないでしょうか。 第四に、本庁舎建て替えに新年度十二億五千万円、八年間で百億円を積み上げる計画は見直すべきです。本庁舎建設の具体化はこれからです。区民生活への支援が各分野で急がれる中、十二億五千万円という区独自の財源投入は見直し、先送りすべきです。 日本共産党荒川区議会議員団は、区の予算編成に対して、感染症対策、区民の暮らしと営業の支援強化など二十一施策、十二億四千万円の歳出増、大規模再開発や本庁舎基金の見直しなど歳入減などの予算組替えを提案しました。 予算に関する特別委員会の審議を通して、区は、学校給食無償化をはじめ、新規重点施策約八億円、本庁舎建て替え基金十二億五千万円、合わせて二十億円を計上しても、他の区民施策に影響がないと答弁しました。 これまで福祉や教育などで経常的に経費がかかる施策の要望について、それが一千万円、二千万円規模でも予算のやりくりで……。ごめんなさい。また、委員会審議で明らかになりましたが、毎年基金繰入金が五十億円から八十億円予算化されていますが、そのほとんどが財政調整基金です。しかし、この十年間前後の決算では、一円も財政調整基金を取り崩していないのです。予算のやりくりで賄ってきたことは明らかです。 要するに、その時々の政策判断で、予算のやりくりで十億円、二十億円規模の区民施策が可能であり、区民の大変さに寄り添った対応こそ求められていると指摘をしておきます。 以上申し上げ、予算案に反対の討論といたします。
〔土橋圭子君登壇〕
自由民主党荒川区議会議員団は、本予算の編成に当たり、区民の不安を解消し、明るい未来に向けて希望の持てるまちづくりを目指し、十二の重点項目をはじめとした二百八十を超える事項について積極的に推進していただくよう、昨年十月、予算要望書を提出いたしました。 令和五年度予算案では、これらを踏まえ、喫緊の物価高騰対策をはじめ、子育て家庭への支援、福祉の充実、安全・安心なまちづくりなど多岐にわたる項目が予算化されており、内容につきましても、区民一人一人に寄り添ったものとなっております。改めて予算編成に当たっての区長及び区当局の御努力を高く評価させていただきます。 我が党が要望した事項について、幾つか申し述べさせていただきます。 まず学校給食の無償化についてであります。我々自由民主党荒川区議会議員団は、現下の物価高騰などの厳しい局面にあっても、子どもたちの健やかな成長に欠かせない、安心で充実した給食を安定的に提供できるよう西川区長に対し、学校給食の無償化に関する緊急要望を提出いたしました。区はこの要望を真摯に受け止め、スピード感を持って予算化を決断していただきました。感謝申し上げます。 今後、給食無償化を実施していくに当たっては、保護者や学校現場が混乱しないよう万全の準備を進めていただくとともに、本来は国の責任において、全ての子どもに対して等しく提供されるべきものであることから、国に対して財源措置の充実を働きかけていただくようお願いいたします。 次に、物価高騰対策につきましては、令和四年度の補正予算において臨機応変にきめ細やかな対応をしていただいたことを高く評価しています。我が党が要望してきた福祉タクシーや多子世帯へのタクシー利用補助、公衆浴場燃料費助成などについても令和五年度予算に反映されており、重ねて評価させていただきます。 物価高騰の影響は、区民生活や区内事業者に重大な影響を及ぼしていることから、区として対応すべき施策については、これからも時期を逸することなく、速やかな実行をお願いいたします。 子育ての分野では、既に開設されている区立児童相談所に続き、四月から児童養護施設が開設され、区における子どもたちへの社会的養護の体制がより一層整備されます。 令和五年度予算では、ケアリーバーへの支援を開始するとともに、若者支援への取組を拡充するなど、区として子どもたちに対してより重層的な支援に取り組む姿勢が伝わる内容となっております。 本二月会議で全会一致により議決された荒川区子どもの権利条例の基本理念にもありますように、子どもの最善の利益を優先し、子どもの成長と発達に配慮した支援をこれからも充実していただきますようお願いいたします。 地域福祉の分野では、補聴器購入費助成の対象者の拡大など、きめ細やかな支援を拡充していただくとともに、区内の居宅介護支援事業所のケアマネジャーの人材確保や重度障がい者の居住、日中活動の場所の確保のための助成など、区の現状を踏まえ、将来的な課題解消に向けた内容となっており、高く評価をさせていただきます。 また、まちづくりの分野では、旧南千住浄水場用地などの新たな公園整備や、木造をはじめとする住宅の不燃化、耐震化などのハード対策に加え、自転車の交通安全対策や避難所の開設訓練など、ソフト部門も強化される内容となっております。安全でにぎわいあふれるまちづくりに向けて着実に取り組んでいかれるようお願いいたします。 さらに、環境分野では、子どもたちに対する環境学習をはじめとするゼロカーボンシティに向けた取組、産業分野では、物価高騰に苦しむ区内事業者への支援や創業支援など、我が党の要望を受け止め、適切に予算に反映していただいたことに感謝申し上げます。 このほかにも我が党議員は、予算に関する特別委員会の中で、DXの活用、若い力を活用した地域力の向上、あらかわ遊園B地区、D地区の今後の方向性、令和あらかわ病院開院における諸問題への対応、太陽光パネルの廃棄問題、シェアサイクルの推進、都市計画道路補助百九十三号線の整備促進、養護教諭の負担軽減など、各分野において数多くの質疑や有意義な提案をさせていただきました。区におかれましては、こうした我が党議員からの意見や提案を真摯に受け止め、区政に適切に反映していただくようお願い申し上げます。 令和五年度は新型コロナの感染症法上の位置づけが二類相当から五類へと変更となり、日常生活の平常化に向けて歩みを進めていく、そんな一年になるであろうと思っております。 既にマスク着用は個人の判断が基本となり、引き続き感染拡大への注意は必要ではありますが、久しぶりにマスクを外した区民の方々の明るい笑顔が見られるようになってきました。 新年度予算の執行に当たっては、予算編成方針にもありましたとおり、区民一人一人が明るい未来へ歩みを進めることができる予算となるよう、一層努力をしていただくことを強く要望し、予算案に賛成の討論とさせていただきます。
〔河内ひとみ君登壇〕
円安やウクライナ侵攻の影響によって物価や燃料費が上がり、苦しい生活を強いられています。 子どもの貧困は七人に一人と言われています。子どもの貧困は保護者の貧困です。実質賃金は下がり、物価高には対応していません。年金生活者の生活はもっと厳しくなり、年金だけでは生活できず、働き続けなければならない高齢者も多くいます。 七十五歳以上の年収二百万円以上の後期高齢者については、昨年十月から医療費の窓口負担が二割となりました。受診控えなどが起こる状況です。二〇二四年には介護保険制度が改正されます。介護サービスを受けている人は、昨年度処遇改善加算が上乗せされました。さらに二〇二四年の二割負担の拡大が今年の夏までに決まります。 国民健康保険料も値上げし、出産手当は五十万円に増えても、子どもが増えた分、国民健康保険料が大幅に上がるので、簡単に出産もできません。介護保険料、国民健康保険料、後期高齢者保険料を値上げしないためには、東京都や国の公費負担を増やすよう提言していくべきです。 次に、会計年度任用職員の処遇についてです。 会計年度任用職員の約六割が年収二百万円未満で勤務しています。会計年度任用職員の制度は二〇二〇年四月から開始になり、三年がたちました。スクールソーシャルワーカーなどの専門性の高い職種にまで会計年度任用職員になっております。五年後どうなるのか不安を抱えた中で、継続的な支援が必要な区民を支えることができるのでしょうか。 こうした状況下で、官製ワーキングプアを生み出しています。勤勉手当の支給もありません。契約更新の不安もあります。正規職員との格差は是正しなければなりません。 次に、生活困窮者対策です。コロナ禍によって社会保障の制度が行き届かない生活困難者が拡大しています。生活保護受給者数は減少傾向にありますが、実際には生活困窮者は増加しています。その背景を知りながら、今年度の生活保護費が二億六千六百万円も削減され、来年度は三億八千三百十四万七千円も削減されています。相談件数が今後も増えていくと思いますが、生活保護受給決定には至っていません。 保護申請の扶養照会が緩和されましたが、保護申請だけはしたくないと、いまだに生活保護申請に抵抗があるなど、まだまだイメージの回復に至っていません。啓発のためのポスター掲示、保護のしおりをコンビニや区民事務所、ふれあい館などに設置をするなど啓発が必要ですが、実施されていません。 経済的理由で自殺者が増えています。電車の飛び込み事故は後を絶ちません。毎日、通勤時、遅れていないかの確認が必要となってきました。命の最後のセーフティネットの保護申請を受け付けることです。生活福祉課のケースワーカーも増やし、すぐに対応できるようにするべきです。 年末年始の長期休暇や休みの日に来た場合の食料の提供や、宿泊ができるような金銭の補助、そして就職活動ができるように携帯電話の貸出しも必要です。 介護人材については、ケアマネの受験費用や更新研修費用の全額補助の予算がついたことは大きな評価に値します。しかし、生活状況も厳しい中、基本給が上がらない等、処遇改善には至っていません。ヘルパーも非正規の登録ヘルパーが多く、介護の現場を支えています。時給が上がらないのが現状です。介護福祉士の受験費用はもちろん、処遇改善のための費用を検討する必要があると思います。 また、町屋さくらバスの廃止に当たり、都バスのバス停や電停まで行けない交通弱者に対する政策もいまだに取られていません。代替案を出すか、さくらバス再開に区の財政を投入するか、早期に検討するべきです。 西日暮里駅前開発は問題があります。大手の建設会社や不動産会社のための再開発はやめるべきです。いつ起こるか分からない大震災の時期に、駅前開発をすることにも反対いたします。住民の避難対策も含めた大きな見直しが必要と思います。 清掃事業費では、ようやく退職者補充が行われる予算になりました。プラゴミの回収は一部地域にしか行われておりません。また、高齢化に伴い、戸別収集も今後増加すると予測されます。 清掃現場の職員の平均年齢も上がっています。ベテラン職員のノウハウを若者に継承するためにも、段階的な増員をするべきと考えます。 スクールソーシャルワーカーの増員と全中学校配置に対する評価はいたします。しかし、教員の負担は大きく、長時間労働が常態化しています。クラスの人数を減らし、教員の数を増やすべきです。負担を軽減しなければ、教員不足は解消されません。 衛生費においては、五月八日より新型コロナ感染症が二類から五類に変更となります。段階的に国の費用負担を減らしていきますが、高齢者や持病を持った区民の費用負担が発生した場合、早期受診や入院を諦める人も出てきます。医療費はかなりの負担となります。安心して療養できる支援体制が必要です。 以上、令和五年度荒川区一般会計予算に反対討論といたします。
〔保坂正仁君登壇〕
私たち公明党は、「小さな声を、聴く力」をモットーに、常日頃より区民一人一人の小さな声に耳を傾けてきました。その声を集約し、昨年、令和四年九月九日に百五十項目の令和五年度予算に関する要望書「あらかわ公明プラス百五十」を西川区長に提出させていただきました。区は、公明党のこの提案を真摯に受け止めていただき、来年度予算一千百三十三億円の過去最大規模の予算の中に、数多くの予算づけをしていただきました。心から感謝申し上げます。ありがとうございます。 また、私たち公明党荒川区議会議員団は、北川正恭委員長主催のマニフェスト大賞審査委員会において、平成三十年十一月九日に続き、令和四年十一月十一日、第十七回マニフェスト大賞ローカル・マニフェスト大賞(議員・会派の部)において優秀賞を受賞させていただきました。 政治は何を言ったかではなく、何を成し遂げたかであります。公明党荒川区議会議員団の政策実現率は九三パーセントであります。 令和五年度予算を見ますと、我が党が強く要望してまいりました小中学校の給食費の無償化をはじめ、区立幼稚園のお弁当の開始、高校生までの医療費の無償化、若者相談支援体制の整備、スクールソーシャルワーカーの配置と子育て家庭への支援や若者に対する支援を重点的に予算に計上していただきました。 さらに、高齢者に配慮した地域福祉の向上、脱炭素社会の実現、にぎわいのあるまちづくり等、我が党の要望を随所に取り入れたものと高く評価をいたします。 そして、このたびの予算に関する特別委員会において、我が党は多岐にわたり要望や提案をしてまいりました。主なものを挙げれば、都市型軽費老人ホームの整備促進、住み替え家賃助成の拡充、スクールカウンセラーの人員体制の拡充と不登校対策、災害対策を見据えた本庁舎・小中学校の建て替えの具体化、防犯カメラのさらなる活用、介護福祉事業所へのBCPの策定、高齢者支援としての見守り家電や新たな見守り事業の実施、サニタリーボックス設置の拡大、廃食油のさらなる活用、私道街路灯の計画的なLED化、ふるさと納税のさらなる充実等であります。 いずれの内容も区にとって早急に検討すべき重要課題でありますので、しっかりと御検討いただき、今後の予算執行に十分反映していただきますよう、よろしくお願いいたします。我が党はこれからもしっかりと見定めてまいります。 最後になりますが、予算に関する特別委員会の中で提出された共産党の修正案、組替え動議については、ためにする修正案はやめましょう。反対です。逆に給食費の無償化や高校生までの医療費の無償化に何が不満なのでありましょうか。今回は本予算に共々に賛成しましょう。 これをもって、私たち公明党荒川区議会議員団は、議案第六十四号、令和五年度荒川区一般会計予算に賛成の討論とさせていただきます。
〔竹内明浩君登壇〕
令和五年度の荒川区一般会計予算は千百三十三億七千万円、前年度に比べ百六十二億一千万円、五・八パーセントの増となりました。 本議案に賛成する主たる理由として、本予算が一人一人に寄り添い、明るい未来へ歩む予算と位置づけられた予算であり、三年間にわたるコロナ禍、そして今後のウィズコロナにおいて、区民の命と暮らしと生活を守るために必要不可欠な予算であると申し上げます。 以下、本議案への賛成理由のほか、予算を執行するに当たり、我が会派として指摘すべき点、要望などについて何点か申し上げます。 新年度新規事業十項目の中で、特に区立小中学校の学校給食の無償化、区立幼稚園給食の提供開始については、教育環境の充実、保護者負担の軽減という点で高く評価いたします。 そして、今後の公園整備については、インクルーシブ公園、プレーパーク公園やボール遊びのできる場の増設を含めた、○○ができる公園等、付加価値のある公園を整備することを要望いたします。 そして、路上歩きたばこの喫煙違反、不法投棄のないまちづくり、そして自転車ルールマナーアップなど、地道な普及啓発活動となりますが、根気強く続けていただければと思います。 また、重度障がい者の自立支援について、今週十八日土曜日にゆいの森ホールにて「道草」の映画上映会が開催されますが、令和五年度の予算で重度障がい者に対する支援の充実がレベルアップ事業として位置づけられていることに、親御さんからは、止まっていた時間がやっと少し動き始めた気がしますと意見を述べていただきました。 そして、防災分野においては、マンション防災、グレーゾーン住宅への取組強化を要望いたします。 最後に、子育て世代への負担軽減として、学校給食の無償化について、時節柄なのでしょうが、場外での論争を本会議場内に持ち込み、これ見よがしに実績として手柄争いをする見苦しさ、聞き苦しさに辟易いたします。区民の利益、区民の幸、幸福を考えれば、誰が言ったのかは関係なく、二元代表制の下、車の両輪として荒川区議会と荒川区が区民の声を実現したということではないのでしょうか。 令和五年度一般会計予算に賛成した会派として、予算執行をチェックできるよう、再びこの場に戻ってこられるよう努力いたしますことを申し上げ、賛成討論といたします。
〔宮本舜馬君登壇〕
今回の予算案につきましては、政府から発表された異次元の少子化対策に対して、荒川区も独自目線での施策が盛り込まれており、給食費の無償化をはじめ、幼稚園の給食については、私たちの会派からも要望していた施策が予算に計上されており、行政と議会が区民の目線に立った決断を行えたということは、区民からも多くの喜びの声が届けられております。 今回の予算に関する特別委員会の質疑では、まず議会費について、コロナ禍の経験を基に、政府もオンラインを活用した議会進行を促す声明、ガイドラインを発表しており、災害時や緊急時にも議会、そして委員会を開催できるよう議会規則を変更し、オンラインによる実施を求めてまいりました。確かに、設備などの課題はあるものの、またいつ起こるか分からない非常時に備え、迅速な整備を改めて求めさせていただきます。 総務費では、給食費無償化を含めた新しい施策を行うことによる財政への影響を確認させていただき、個別の議論では、全世代が利用しやすいふれあい館の取組について、区内の防災イベントの周知啓発、感震ブレーカーの対象者拡大、投票率向上に向けた取組についてを質疑し、改善に向けた要望をいたしました。 続く民生費では、ヘルプマーク、ヘルプカードの配付場所の拡大や理解促進のための普及啓発、あらかわ遊園の分かりやすい料金表示について、バリアフリーとインクルーシブ遊具について、学童の申込指数の改善についてを質疑させていただきました。 衛生費では、子宮頸がん予防啓発月間に向けたあらかわ遊園でのライトアップについて、地域猫活動への支援拡充、これらに前向きに御検討いただきたく存じます。 最後に、コミュニティバス町屋さくらに対する代替施策の早急な提示を求め、次世代あらかわ会派といたしましては、令和五年度予算へ賛成をさせていただきます。 長いコロナ禍にもやっと光が差してきましたが、西川区長をはじめ、行政、職員の皆様には引き続き区民目線での施策展開をお願いいたしまして当会派からの賛成討論といたします。
本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 委員長報告に賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
日程第二十九、議案第六十五号、令和五年度荒川区国民健康保険事業特別会計予算、日程第三十、議案第六十六号、令和五年度荒川区後期高齢者医療特別会計予算、日程第三十一、議案第六十七号、令和五年度荒川区介護保険事業特別会計予算、以上三件を一括議題といたします。 ─────────────── ○ ───────────────
〔北村綾子君登壇〕
これら三件につきましては、同種関連があるため、一括して理事者より説明を受けた後、審査に入りました。 審査に当たっては、委員より、区内のケアマネジャーの状況と、介護人材を確保するための実効性の上がる対応策などについて質疑がありました。 その後、一件ずつ討論に入り、議案第六十五号から議案六十七号について、国に対して公費負担の拡充を含む制度の見直しの要望を続けてほしい、物価高騰の中での保険料の値上げは容認できないとして反対との意見があり、議案第六十五号から議案第六十七号の三件について、委員会は採択の結果、それぞれ原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
議案第六十五号、令和五年度荒川区国民健康保険事業特別会計予算について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第六十五号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議あり」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長報告に賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
議案第六十六号、令和五年度荒川区後期高齢者医療特別会計予算について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第六十六号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議あり」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長報告に賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
議案第六十七号、令和五年度荒川区介護保険事業特別会計予算について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議案第六十七号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議あり」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長報告に賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
日程第三十二、同意第三号、荒川区監査委員の選任同意についてを議題といたします。 ─────────────── ○ ───────────────
本案に対し、理事者の説明を求めます。 〔区長西川太一郎君登壇〕
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(志村博司君) 十一番土橋圭子議員。
本案は委員会の審査を省略されるよう提議いたします。
本案は委員会の審査を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
本案に同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
日程第三十三、同意第四号、荒川区教育委員会教育長の任命同意についてを議題といたします。 ─────────────── ○ ───────────────
本案に対し、理事者の説明を求めます。 〔区長西川太一郎君登壇〕
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(志村博司君) 二十七番山口幸一郎議員。
本案は委員会の審査を省略されるよう提議いたします。
本案は委員会の審査を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
本案に同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
日程第三十四、委員長報告についてを議題といたします。 ─────────────── ○ ───────────────
〔保坂正仁君登壇〕
本委員会は、付託を受けました令和四年度第十七号請願、二〇二四年介護保険改正に関する請願について、請願審査に先立ち、紹介議員から趣旨説明を受けました。 審査に当たっては、委員より、介護保険料の算定状況、介護保険制度の見直しに関する検討状況、介護保険の財源の公費負担割合、対象とする低所得者の所得水準、サービス利用者負担が一割である区民の割合などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、これ以上の保険料の値上げ及びサービス利用時の負担増は限界であり、処遇改善も大きな課題であるため、介護保険制度を継続するならば、国庫負担を増加することを求め、採択との意見。 これに対し、区民は所得水準によらず高額な保険料を負担しており、改善が必要である。人材確保の必要性は賛同できるが、一部賛成しかねる内容のため、趣旨採択との意見。介護保険料の負担増は、少子高齢化による財源確保の課題もあり、国の公費負担を増やし、国民の負担が減るような制度に改正されるよう区が国に求めることを要望し、趣旨採択との意見。 本請願に関わる内容は国で検討中であり、今後の制度改正で国民の負担が増えないよう、区が他自治体と連携し国に求めることを要望し、趣旨採択との意見があり、委員会は本請願については採決の結果、趣旨採択と決定いたしました。 以上、御報告といたします。
委員長報告は趣旨採択であります。委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議あり」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長報告は趣旨採択であります。委員長報告に賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
この際、区長より発言の申出がありますので、これを許可いたします。 〔区長西川太一郎君登壇〕
お諮りいたします。二月会議における議決事件の字句及び数字等の整理を議長に一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
お諮りいたします。二月会議に付されました事件は全て議了いたしましたので、本日をもって二月会議を閉じたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
本日はこれをもって散会いたします。誠にお疲れさまでございました。 午後零時十一分散会 議長 志 村 博 司 署名人 小 島 和 男 署名人 中 島 義 夫 署名人 山 口 幸 一 郎